2008年11月28日金曜日

外国人研修制度

今朝の大朝は雨、気温5度、昨晩からかなりの雨量と風が強い。広島市内は晴れているようなので完全の冬型気候になっている。1997年からインドネシアからの研修生の受け入れを始め早11年が経過する。延べ人数は100人近くなっていると推測する。弊社は財団法人 中小企業国際人材育成事業団を通じてこの制度を活用させていただいている。ご存じのとおり、商工会や、事業組合等も受け入れができるのでその数、何千の受け入れ団体が国内には有る。弊社の場合は「若く有能な人材を継続できる」ことでこの研修制度を活用させていただき随分助かっている。昨日も四国を含む中国地方の受け入れ企業の懇談会が市内で有った。インドネシア共和国総領事館からも領事を含め3名参加された。この研修制度も私が知っている限り随分変化してきた。日本単体として出生率の低下で労働人口は激減している。国としても海外の労働力を借りないと完全に不足することは十分承知で有る。しかし、残念な事に事業主がまた受け入れ企業が「法律の抜け穴を利用し、不正をしたり、違法な事をしたり」また、研修生も「失踪したり」と「人」が主体であるため色々な問題も多く、マスコミ、また、国会議員の方々には「まがいもの扱い」されているのも事実である。とても残念でならない。
仕方ないことと言えばそれで済むが真剣に考えてみてもこの制度は日本にとってもとても重要な事であり、国際貢献の役割も十分果たしている。受け入れ企業が襟を正す事は勿論であるが国としても真剣に法改正をして頂き、より円滑に進むよう願うところである。

2008年11月27日木曜日

先行き不透明

今朝の大朝は気温2度、晴れ。夜から雨の予報。今月10日からインドネシアに出張をしてジャワ島の一部、ジャカルタ近郊の企業訪問やOB研修生との意見交換を行った。先週、バリ島のOB研修生から電話が入った。私がジャカルタにいたことを知って電話が入ったものと考えていたがどうもそうではない。内容は物価など高騰して、生活が苦しい為日本で再度働きたいという申し出で有った。今の法律では2度日本に来ることはできない事になっている。そのことを伝えても必死の主張をする。丁重に断ったのであったが、この世界不況は「金融」が発端と言う事と世界同時と言う事で誠に厄介で不透明である。今朝の中国新聞に弊社の主要取引先の希望退職の記事が大きく載っている。説明はしているものの弊社社員の不安は隠せないだろう。今言えることはただ一つ「自らができることをするしか方法はない。」と言う事である。
いくら神頼みしても、心配しても解決はしない。反対に今まで繁忙を理由になかなかできなかった「品質・生産改善」「効率稼働」に傾注するチャンスである。頭の中で「本」と「末」、これを整理整頓しながら、舵取りをしていきたい。本末転倒は避けて行きたい。

2008年11月26日水曜日

スター気分・・?

(明治神宮)
今朝の大朝は2度、寒い朝であったが日中は比較的穏やかな日であった。この連休は甥の結婚式で上京していた。子供、子供夫婦、孫と5.5人での大移動で有った。明治神宮で挙式、明治記念館で披露宴と言う、何もかもが感動づくめの体験をした。24日当日は快晴、まず明治神宮の広さと、参拝者の多さに驚き。神官を先頭に新郎新婦、ご両親、親戚と境内を歩いて神殿に行く。すると大人数の参拝者がいっせいにこちらを向き、シャッターの嵐である。芸能人で有ればなれたものであろうが、素人、私のような田舎っぺは驚いてしまう。「みんな私らを写真に収めてどうするんだろう。」ふと疑問がわいた。よく見てみるとどうもカメラの的は新郎新婦と着物を着ておられる女性に集中しているではないか。・・・納得。外国人の方にも珍しい光景なのであろう。主役ではないが行列に参加させてもらい、ひと時の優越感(スター気分)と感動を覚えた。しかし、何百人の参拝者の皆さんが自分の事のように笑みを浮かべ、祝福してくれる光景を目のあたりにするとどう表現すればいいか分からない大きな温もりを感じる。新郎新婦も一生忘れる事はないだろう。素晴らしい体験をさせていただいた。

2008年11月22日土曜日

バジャジ

今朝の大朝は気温0度、快晴。雪が降ったり、雨が降ったりと確実に冬に近付いている。世の中の景気状況が拍車をかけ、一段と寒い冬を感じそうな気配がする。先週は気温35度のジャカルタに出張しており、ジャカルタのダウンタウンはまさに国際都市であるが一歩、路地に入ると天と地、極端である。バジャジBAJと言う幌付きバイクタクシー、やジャカルタではあまり見かけないがベチャという自転車タクシーが大活躍している。聞いてみると運賃は日本円で20円から50円位との事である。今は雨期で有るが降り続けると、フロアーに水が入ってくる。殆どの家庭はクラーは無い。日本では考えられない格差社会である。しかし、それぞれ力強く、また表情も良く幸せに生活している。カルチャーの違いは当然あるが何か学ばなくてはいけないところが有るような気がした。

2008年11月21日金曜日

底なし

今朝の大朝は気温2度、雨。雨の音で目がさめ、あれ、と思い外を見ていると冷たい雨が降っていた。
昨日、町内のスキー場のオープンが報道されていた。人工降雪機で高価な雪を作ってのオープンだ。
しかし、今年は寒波到来とオープンが重なり、スキー場は今年は良いスタートが切れたな。と他人事ながら安堵したのが昨晩。今朝はまたこの雨、お金が水になり流れていく・・・・無常・・・。
昨日も地銀、政府系と金融機関をまわった。中間決算の報告と巷の情報収集が目的である。しかし、予想以上に悪い、五里霧中、「一里霧中」状態である。自動車、電機、雇用の重要産業が報道しているだけでも大人数の人員のカットである。日本全体どうなる事であろうか予想もつかない。ご多分にもれず、弊社も自動車関連が主であるため、生産数が激減で苦慮している。更に厳しくなる情報もある。
しかしこの現実を避けて通る事は出来ない。真正面から受け止めていかねばならない。
物事の本と末、「本末転倒」しないように光明をめざしやって行くしか方法がない。

2008年11月19日水曜日

自分を育てるのは自分

今朝の大朝は気温1度、積雪3~5㎝、朝起きてみると銀世界。初雪が降った。いよいよまた大変な季節がやってきた。先週はジャカルタで35度の気温の中におり、少し体内サーモがおかしくなっている感じがする。さて、警視庁の警視が飲酒運転。元高官を狙った殺人事件と個々の心情、荒んだ世の中を反映している。学歴職歴社会の本性が見え、とても残念な気がする。ふと思い出すのが、国民教育の師父、森 信三氏が「教育界の国宝」と称した教師、東井義雄先生の言葉を思い出す。「世界でただ一人の私を、どんな私に仕上げていくか。その責任者が私であり、皆さん一人ひとりなんです。」また「自分の人生を自分で粗末にする。これを馬鹿と言いますね。どうか皆さんは、自分で自分の人生を粗末にするような、馬鹿にはならないようにお願いしたいんです。」現実に感謝する必要性をこう表しておられます。「皆さんも、色々な悩みを持っておられると思いますがね、おかげさまでというような受け止めができるようになってください。」やわらかな表現で誠に重く受け止められる言葉だと思います。しかし、その言葉の自覚で国民個々が小さな実践することにより、明るく素晴らしい国に変わっていくものと確信します。今、全世界でリストラ、閉鎖、解雇大変な時期にありますが、最後に東井先生の言葉をもうひとつ「人生の厳しさが、本当に目が覚めてこんと、スイッチは入らんのです。光を出す事は出来んのです。」なるほど・・・。
今日も気合を入れてスタートだ。

PS:「自分を育てるのは自分」東井義雄 薯  知致出版社  定価1,260円

2008年11月18日火曜日

PT.OASA UTAMA PERTINDO

今朝の大朝は雨、とても冷たい雨が降っている。今年は野山が素晴らしいコントラストを放っています。また、天気のいい日に写真を添付します。さて、ブログの更新が1週間ストップしていました。色々な方から問い合わせが有りました。実は先週はジャカルタへ出張しておりました。色々な件が有ったのですが、1997年からインドネシアの研修生を受け入れております。恐らく広島県で最初の受け入れだったと記憶いたします。その研修生からの招聘もあり行ってきました。短期間で西ジャワしか移動できませんでしたが、貴重な体験や勉強をさせていただきました。日系をはじめ世界の企業が入っているKOTAの工業団地も見学しました。韓国企業のスケールの大きさには驚きました。ジャカルタ近郊に居るOB研修生とも再会でき、有意義な情報交換ができました。今回の出張で全日対応してくれたアチョ君本当にお世話になりました。研修生たちの日本は大朝なのです。彼らの第2の故郷は大朝なのです。幸か不幸か覚えた日本語も広島弁。何か異国で会っている気がしませんでした。また、少しづづ、ジャカルタ情報も配信いたします。ジャカルタの日系企業もこの急激な景気低迷の影響を受け、大幅なリストラを決行していました。PT.OASA UTAMA PERTINDOは2000~2003年までいたACO ABDULLAH(通称アチョ)の会社です。立派に社長として頑張っていました。家具、文具コピーサービス、ネットカフェ、手広くやっています。
帰国日も朝3時30分にホテルを出て空港に、どうしてもと言う事でアチョ君、奥さん、子供達もまた会社の人々早朝にもかかわらず空港まで送ってくれました。本当に温かい気持ちをいただいた出張になりました。

2008年11月5日水曜日

物の本末、事の終始

今朝の大朝は気温5度、日陰においていた車の窓が凍っていた。天気は快晴。
砂城が崩れていくように金融に係る事件事故が連鎖し報道されている。時代背景を物語っていると同時に経済社会に金融が重要であるかがつくづくわかる。会社も過去に経験のない、体験をさせていただいている。正面から貫くしかない。会社以外の色々な場面でも混乱していることがよく分かる。
昨日も全社員を前にして「不安ばかり抱いても何も変わらない。自らできることとできないことを明確にして、出来ることを実践しましょう。」と話させていただいた。中国の古典「大学」の一節であるが、「物には本と末」が有る。木にも本と末が有る。根が本で、枝や葉は末で有る。人間は徳性が本で有り、知能・技能が末で有る。人間をつくる上において何が大切かと言うと「徳性」が重要であるということである。もちろん知能・技能を育てることも大切ではあるが、人間の発達から言うと末になる。この事から、社会を営んでいく上においては「道徳・習慣」と言うものが本になる。知識・技術を習得することも非常に大切であるが、人間そのものにおいては末になる。本末をわきまえることが大切である。「事の終始」とは。時間は無始無終である。どこで始まってどこで終わるか分からない。抽象的に考えるとわからなくなるが具体的に考えればすぐ分かる。「この一瞬」をとってみたら、ここが終わりで、それは同時に始めとなる。この事も奥は深いが、一瞬一瞬充実した生活をすれば良いということにもつながる。単位は違うが「小さなことの積み重ね」の必要性にもつながると思う。いずれにせよ、私たちは今、貴重な経験をさせていただいている。先人に学び、物の本末・・「本末転倒」の無いように、事の終始・・一瞬一瞬大切に。念頭において今日もスタートだ。

2008年11月4日火曜日

第28回ひろしま国際平和マラソン

(歩道の黄色のTシャツの方の横前方、黒の帽子とシャツが私)
今朝の大朝は晴れ。野山は紅葉が始まり、コントラストも日に日に鮮明になってきている。
昨日、文化の日にひろしま国際平和マラソン5Kmの部に参加した。昨年に続き2回目の挑戦である。曇り空ではあったがスタート時間、午前11時10分頃は薄日が差し込んできた。昨年より1500人多い、約8000人の市民ランナーが健脚を競った。今回もマイペースで一歩一歩と頭で言い聞かせながら走ったがやはり残り1Kmでパワーダウンの課題が残った。しかし、止まらず、何とか完走を果たした。タイムは24分14秒、昨年よりは90秒短縮した。少しは練習の成果が有ったのかもしれない。妻曰く、「いつも死にそうな顔をしてゴールする。何でここまでするのか意味がわからん。」サポーター役なので反論はできないが、完走した時の達成感とその後の爽快感がたまらない。「健康維持と自らへの挑戦として」50歳になり、走る事を決意し、丸一年間はウォーキングで慣らし、丁度一年前、昨年の平和マラソンがデビュー戦である。今年は岩国・錦帯橋、聖湖、昨日と3回の大会に出られた。また来年も挑戦し続けて行きたい。
Ps:丁度、航空写真写っているところが、残り1キロ付近、一番苦しい時であった。