2009年11月24日火曜日

時代対応の必要性

JR新長田駅前
今日の大朝は晴れ。少し霧が出ているが今朝も大霜が降っている。日替わりの天気で昨日は小春日和であった。さて、先週の金曜日、北広島町商工会工業部会で徳島のLEDの日亜化学工業を訪問させていただいた。徳島という地方都市から世界へ発信されている話題企業だ。驚くことばかりであったが、医薬品材料からスタートされ、その時代ごとに適した材料を供給され、その素材を生かし製品にされていた。まさに時代対応を的確に行われている。LEDは勿論であるがそれ以外もあり、リチウムイオン電池材料など今をリードする材料である。「変化」がいかに大切かを痛切に感じた。翌日は鳴門大橋を渡り神戸経由で帰った。神戸の震災で一番大きな被害を受けた長田地区に復興記念とこれからの元気づけで、新名所として「鉄人28号」があるらしく立ち寄った。土曜日ということもあったのか、多くの人々で賑わっていた。また、町並みもすっかり蘇り活気に満ちあふれていた。災害間もない時に行く機会があったが、現在の姿は誰をもが想像してなかったと思う。「生きる力」「望みを捨てない」「あきらめない」この心の力の賜物だと感じた。

現在のこの不況も奥は深いが、「心の力」が明暗を分けるような気がする。私自身にとってはこの2日間はとても意味があるものとなった。弊社に反映していきたいものである。

2009年11月18日水曜日

大朝だより

今朝の大朝は晴れ。今朝の気温は2度であった。車のフロントガラスが凍っていた。昨日は寒波到来で、みぞれ交じりの雨が降り寒い一日であった。テレビ等で島根県立の女子大生が町内に死体遺棄されている現場の捜査映像が出るが、「北広島町」と放映されるため、会社にかかってくる電話でも大変な雪が積もってるね。と皆さん言われる。合併後、広島県で一番大きな町であり、町内も色々な場所がある。今朝の大朝の状態は写真の通りです。白く見えるのは瑞穂のスキー場です。

2009年11月16日月曜日

段取り八部実践二分

今日の大朝は曇り。肌寒い、時期からすれば納得できる。昨日は大朝文化祭の発表会が保健センターで行われ、多くの人で賑わった。日頃の練習の成果を披露でき、出演者はもちろん観客の方も有意義な日であったように思う。各展示品は大朝公民館を中心に明日17日(火)3時まで展示してある。お時間がある方は是非おいでください。さて、様々なイベントには「準備」が必ず必要でかつ、重要なものである。この文化祭も同じことで首記の言葉にあやかれば、80%が事前準備で本番は20%ということになる。異論のある方もおられるが、長い営みでの実証だけにうなずける人は多いと思う。古典にも「易経」にこのようなことが書かれている。何事でも入念な準備なくしては成功はあり得ない。「準備」とは二つのことを指す。一つ、こちらの側の条件を整える。一つ、相手に対する根回しをしてかかる。また、このように付け加えてある。「ぐらぐらした足場のまま行動に移っても、人はついてこない。確信の持てないことを口にしても、人は耳を貸してくれない。交際がないのに求めても、誰も応じてくれない。」と、なるほど、これまた時代を超えた言葉である。イベントのみならず日々の仕事でも同じことでしょう。今日の皆様のお仕事はいかがでしょうか。

2009年11月12日木曜日

変わること変わらぬこと

今日の大朝は曇り、少し肌寒い。「変わること変わらぬこと」弊社の理念としている言葉でもある。しかし、昨年のリーマンショックから全ての速度が増して来ている。昨日もテレビで「仕分けチーム」が国の無駄取りを進めている様子が報道されている。雲の上の話であるのでコメントする事は出来ないが、この現実も変化の一つである。今朝も幹部会議の一コマであるが、「センサーで・・。電流値で・・・。」と不良対策での防止案の話をしている。私が指示した事は「3人集まれば文殊の知恵」一番詳しいのは現場の人間。コミュニケーション不足、説明不足で回答は返ってこない事もあるが一番良く知っている。難しく考えるより簡単な事もあるのではないか。この事を言った。続けて、パソコン、センサー、ソフトと横文字を言うと全て解決してくれると勘違いが有るのではないか。この風潮は現代は会社のみならず一般社会でも多い。アナログになるが私は何と言っても「人が主役」これが基本だと思う。先日、先輩が戦後、物質的には本当に豊かになった。敗戦で何を奪われたかと言うと「日本人の心、助け合いの心」だと言われた。
若輩者で体験の無いことではあるが、歴史の書籍からみると、うなずける思いがした。
今の世の中を「自我の肥大」と言われる人もいるが、私自身を振り返っても自我が勝る。これが肥大化するとやはり、「助け合い」とか「心」とか程遠くなる。悲しいストーリーの小説ではあるが夏目漱石の「心」は人と人のつながりについて多くの事を語ってくれている。今失っているものを気付かしてくれる本であると思う。五里霧中の世ではあるが本当に大切にしなくてはいけないものを見失う事だけはしたくないものである。

2009年11月9日月曜日

証拠写真

今日の大朝は曇り。昨日から気温も高く過ごしやすい日が続いている。また、心の痛む事件が発生した。浜田市の島根県立大学生のバラバラ死体遺棄事件。なぜ、何故そこまでしないといけないのか、人間とは思えない。またご両親の心中を察すると息の詰まる思いがする。一刻も早い犯人の逮捕とご冥福をお祈りいたします。歴史は繰り返すと言うが近代資本主義が誕生したときは美しい理想なようなものが有った。18世紀の経済学者アダムスミスの「国富論」自由競争しても、人々の中に道徳やモラルが存在する限り、いわゆる「神の見えざる手」が働いて、不平等や不均衡は生じないと期待した。しかし、理想とはほど遠く20世紀の世界戦争などで分かるように、独裁や異常な傲慢、魂の喪失で大変な事態になった。歴史は繰り返す。背景は違っていても今、正にその時ではないかと思う。もうひとつ、参考にしたいのは、その当時、社会学者のマックス・ウェーバーは「この世の末人」とか「精神無き専門人」「心情無き享楽人」とその人たちの事を表現していた。訳し方で多少言葉は違うが、どのような意味で有るかは理解できる。今の時代にも確実に当てはまるのではないかと思う。かと言って、何もできるわけではない。しかし、是は是非は非、小さな日々で本末転倒しないように一歩一歩進んで行くしかないのではないかと思う。さて、急に話は変わるが昨日、我家に唯一飾ってある新婚旅行の写真。何を感じたか妻がフレームを替えると言い、ダイソーで購入。(現実を物語っている。)写真を入れ替えようと、外してみると裏に、20歳の時の私のバレーをしている写真が出てきた。「バレーをしていた。」と言う事は私も言っているが、今の姿を見ると程遠い。ほんまかいの~。と思っている人もおられると思います。「こんな時もありました。」と言う証拠写真を掲載します。

2009年11月5日木曜日

窮すれば・・・。

今日の大朝は曇り、寒気は遠のいたが、季節が季節だけに陽がささないと少し肌寒い。肌寒いのは景況である。昨日も日銀総裁が「デフレスパイラルの心配はない。」と見解を言われておられたが、確たるデーターを基にした発言だとは思うが、身の回りは完全にデフレスパイラルを起こしているように思う。
弊社を取り巻く環境も依然として厳しいが目先だけを見れば反し、繁忙感だけは有る。このアンバランスも現実は現実ととらえ凌いで行くしかない。しかし、忙しい事は有りがたい事である。最近、自己破産や会社整理の話をよく聞く。昨日も取引会社の役員が、「どんな状況ですか。」と電話されてきた。聞いてみると、取引先がやはり自己破産や会社整理をされる方がおられたり、そのような情報が頻繁に入るらしい。リーマンショックから1年、傷ついて、凌ぐことができなくなっているところも多いのであろう。世の中の動きを見て判断するに、年末、期末と大変な事態になるのではないかと不気味さを感じるる
「易経」の中でもよく知られている「窮すれば則(すなわち)ち変ず。変ずれば則ち通ず。」と言う言葉が有る。物事が究極まで進行して行き詰ると、そこに変化が生じてくる。変化が生じると、新しい道が開けてくる。直訳すればそのような意味になるのではなかろうか。万物すべてに当てはまるが人間界にも然りだろう。順調な時にこそ警戒し、行き詰ったときはむしろ喜ばしい現象なのかもしれない。直面している私自身には励みになる言葉である。いつも社員に言っているのは、「この大不況は人類が全て滅んだわけではない。世の中の仕組みが大きく変化しているだけだ。」と、「窮すれば則(すなわち)ち変ず。変ずれば則ち通ず。」この言葉を肝に銘じて頑張りたいものである。

2009年11月4日水曜日

第29回ひろしま国際平和マラソン

今日の大朝は快晴。一面まっ白と霜が降っている。大朝では大霜(おおじも)と表現する。寒気も通り過ぎ通常の晩秋の気候に戻ったようだ。
さて、昨日は第29回ひろしま国際平和マラソンへ出場してきた。「雨だったら中止しろ」とサポーターの妻から強く要請されており、心配していたが天候は晴れ。出場することになった。前日までの寒波到来で快晴とまではいかなかったが絶好のマラソン日和に恵まれた。参加者は過去最高の10000人、人が湧いてくるとは良く表現したものであるが、正にその状態である。私は毎年の如く、5キロに参加した。
「楽しく余裕をもって走りたい。」この大会での目標である。11時スタートが切られた。先頭付近にいたため、皆ペースが速い。「抑えて抑えて」自分に言い聞かせてはいたものの、どうなっているのかさっぱり分からなくなってしまっている。中間地点で時間をチェックすると10分そこそこである。心臓の爆動がそれを物語っている。ついに沿道の応援の人が途切れたところで歩いてしまった。後半はその連続でまたこの大会も失速である。バテバテでゴールする事が出来た。それでもタイムは24分ジャスト。いかに前半飛ばしすぎたかが良く分かる。反省しながら、終わってしまえば達成感と満足感。まぁ、いいか。元気で走れただけでも感謝感謝である。毎回感じる事であるが、「自らのコントロール」の難しさを痛感する。
今朝は筋肉痛もなく快調、日頃の小さな積み重ねの大切さも改めて感じる。

2009年11月2日月曜日

品質強調月間

今日の大朝は雨、寒気が入り山沿いでは雪が混じる予報である。今年も余すところ2か月になった。月初の全体朝礼の為、石見工場、江津工場、本社工場と各工場を回った。各工場「品質強調月間」のポスターを掲示しており、朝礼でもその旨を促していた。会社にとって「品質」は生命線である。いくら言い訳をしても結果が伴わなければ認められない。各工場の責任者が真剣に「過去の不良事例」を発表し再発防止に努めている。当然の事ながら特効薬とはいかない。今日も全社に指示を出したのだが、「すべて因果関係」会社の中だけではなく会社構内も、玄関もトイレも職場も「工場美化」ができていないのに品質の確保はできない。常々、工場美化、6S3Tの徹底には厳しく言っているつもりであるが、「生産現場だけ徹底していれば良い」と勘違いしている。個々の意識改革、認識で初めて結果として表れてくるものだと確信する。全てが因果関係でつながっている事を得心してもらう事が私の大切な仕事かもしれない。
難しい事は必要ないが「礼を正し、場を浄め、時を守る」如何なる世でも徹底したいものである。