2009年12月31日木曜日

今年一年ありがとうございました。

今日の大朝は雪。極寒の大晦日を迎えている。あと数時間で今年も終わり、色々とあった一年でした。
公私ともに大きな変化点の年であったと思う。しかし、いかなる時も前向きに来られたことは、家族、友人、理解者の皆様方のお陰だと感謝しております。本当にありがとうございました。昨日まで工場が動いており、昨年末とは気分は違いますが、これほど世の中が変化し続けていると手放しでは喜んではいられません。しかし、分からないことを心配し、病んでも又始まりませんので今までどおり、真正面から正直に進んで行くしかないと考えております。会社の社員の皆さんも今年の2月、3月は10日位しか働いてもらえず、随分心配とご負担をおかけしました。まだまだ、変化が有ると予測されますが、全員で時代対応していきたいものです。私生活も大きな変化が起きました。父親との別れがあり、命の存在の大きさを改めて感じさせて頂きました。孫も歩き始め、愛犬マックと2人で我が家を明るくしてくれています。
また、今年就職をした娘が昨日は家族全員を食事に招待してくれました。感無量でした。厳しい環境の中、重圧の中での一年でしたが会社も家庭も着実に前進しました。また来年もくだらない内容ですが、ブログを続けて参りたいと思いますので何卒よろしくお願いいたします。今年も師と仰いでいる石川洋さんのカレンダーが届きました。一月、スタートの言葉は「やるなら決めよ、決めたら迷うな」と書いてあります。実践していきたいと思います。皆さんよいお年をお迎えください。有難うございました。・・多謝。・・

追記
台北の林さん、除さん、基隆の辜さん、大連の王さん年賀状ありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。

2009年12月29日火曜日

いいかげんや

今日の大朝は曇り。今年も残り少なくなった。公私ともに激しく色々な事に遭遇した一年であった。父親との別れや多くの方との別れにも直面し、人は皆、生かされて生きて行っている事やまた、命の存在の大きさを改めて感じさせて頂いた。今年は海外出張はほとんど無かったが、国内出張は沢山あった。各地の素晴らしい宝物も数多く知ることができた。写真の新潟の利き酒セット最高だった。先日急きょ、東京出張した時、入ったお店の名が「いいかげんや」変わった名前ですねと店主に尋ねると、この店を構えた五三郎さんが付けられた名前です。既に代替わりしています。とのことであった。ふる里の「佐渡」の酒だけというのも強い思いが感じられる。今の大将がカウンター奥で丁寧にコップを磨き上げているのに驚いた。また、お酒の燗も湯で温度計をさし丁寧に出されている。思わず感動を覚え、「素晴らしいですね」と大将に声をかけた。コップの匂いがした時はいやですからね。お酒も一番おいしい温度で飲んで頂きたいのです。と答えられた。周りの客を見回すと女性客が多く、また佐渡の出身者と思える方々も沢山おられた。今は亡きこのお店を作られた五三郎さんが日常の疲れをいやすために「脱日常空間」として店を構えられた思いが引き継がれていることは素晴らしい事である。そんな感動を覚えながら美酒・美味をひと時味わった。お店であっても家庭であっても、会社でも歴史、思い、信条を受け継いでいく事の重要性を感じながらほろ酔い気分で店を後にした。お店はJR有楽町駅を高架に沿って東京駅の方向へ1~2分のところです。立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

2009年12月26日土曜日

大塚小学校惜しまれながら休校

今日の大朝は曇り、冬型の気候になっているのか昨日までとは気温が低い。12月23日中国新聞の朝刊へ「大塚小学校休校」の記事が大きく載った。母校でもあり、地元の要の役割をし続けている学校である。惜しむ気持は地域民の共通するところである。しかし、児童数激減と学校選別制度を採用している関係でやむを得ず、惜しまれながら統合になる。児童を持つ保護者の意見は尊重していかなければならない。12年前、議会決議までされていた統廃合が地域住民一丸となり阻止し、存続になった時とは余りにも条件が違う。複複式学級になると教育への限界も見えてくる。仕方ないが正しい選択だと思う。
丁度、あくる日の24日、一冊の本が届いた。三次の黒田明憲先生からだ。余りにもタイミングがよく、また私の得意の言葉で言うと「必然」を感じた。実は先生との出会いは、12年前PTA会長、地域おこしグループの代表の時に「野の教育塾」に参加させていただいたことがある。塾頭であった黒田先生には多くのことを学ばせて頂き、大きな応援団長でもあった。その当時の私たちの学校存続の闘い、強い思いを先生は「現代の民話」として語り続けなさい。「学校跡地」の石碑はどこにでもあるが、「学校を残した」と言う石碑はどこにもない。石に刻み、親から子へ、子から孫へと語り継ぎ、学校を存続させた大塚民衆の貴重な歴史を残したいものだ。と言葉を頂いたことを今でも忘れない。ジャストインタイム、必然性を感じざるを得ない。とうとう休校になってしまったがこの12年は実に充実していたと確信する。また今回の判断も尊重する。これからをどうするかを今度は12年前の情熱を蘇らせ、大塚民衆が一丸となり考えて行かなければならない。
追記
黒田先生、本を恵贈頂きありがとうございました。直筆頂いている「一期一会」まさに先生との出会いそのものです。

正月休みに熟読したいと思うが、斜め読みしただけで先生の優しさ、教育者として身体を張っての実践、「人の心に火をつける」先生がうかがえます。現役の先生方、必読書です。お薦めします。

2009年12月17日木曜日

大朝雪だより

今朝の大朝は曇り、昨晩雪が降り、会社構内は積雪1センチ。可部から通勤してくる社員が安佐北区の方も車の上に雪がたまっていたと話していた。今年の初雪であるがまたこのシーズンが来たかと気持ちを曇らせる。「除雪、防寒、スノータイヤ、暖房」雪が降る地域のハンディーである。費用と手間ははかりしれない。しかし、「雨の日は雨の日のように」という言葉が有るように、発想を変えると満更悪いことばかりではないと思う。楽をしよう。楽をしたいと自動化が進んできたが、一番の副産物は「人間の横着」。雪が降れば早く起き除雪をする。冬支度をして備える。生活習慣を気象によって変えるということはとても重要で大切なことである。自らの横着を棚に上げ、雪が降ることを「ハンディー」ととらえるより、人間としてプラス思考で考えれば反対に計り知れないモノを得ていることになる。自然現象と同じく経済状態も一個人で思うようにできるものではない。現実を過去と比較して嘆くより、プラス思考を持ち「今の場で最善を尽くす」必要性を感じる。いくらIT化が進み自動化になっても「人間が主役」である事、その上には自然界。この仕組みが現在の混迷をひも解く大きな鍵ではないだろうか。

2009年12月16日水曜日

協力があってこそ

今朝の大朝は晴れ。天気予報では昼ごろより雪とのことである。まだ今年は平地での雪は降っていない。今年もあと半月、激変の年も暮れようとしているが更に来年は変革の年となりそうである。
さて、先週の週末、総合型スポーツクラブの交流で今年のチャレンジデーの対戦相手の愛媛県西条市を訪問した。西条中央スポーツクラブの森さんをはじめスタッフの皆さん対応ありがとうございました。
スポーツ施設の見学やクラブの考え方や運営、多くのことを学ぶことができ有意義な時間を過ごすことができた。何より、またひとつ縁ができたことが個人も「大朝人くらぶ」も何よりの財産である。
翌日、内子を訪問した。内子座をスタートして町並み保存地区を散策したが、とても感動した。全国至る所に町並み保存地区はあるがこの感動は何かと言うと「人」の違いではないかと思う。お店の対応も実に親切で気持ちがいいし、至る所で地元の人の気持ちが伝わってきた。写真の看板も実に大らかである。思わずパチリ!!それと、この地区の人が協力し合って頑張っておられる様子が随所にあり、観光客もその雰囲気はよくわかる。私のような感動を覚える人は多いのではないかと思う。
今の世の中で一番欠けていることがこの内子では行われている。機会あれば再度訪問したいものである。感動しただけではなく、会社の中も家庭も再度自戒してみなくては。
看板の「3時頃まで駐車かまいませんよ。」・・・最高ですね。
外を見ると雪が降り始めている。今日は予報通り、寒い一日になりそうである。

2009年12月10日木曜日

明日のために

今日の大朝は雨、師走に入り一日のスピードが増して来ているような気がする。気が付いてみると今年も残り少なくなっている。先日、移動中のラジオから流れてくるピアノの音に気をひかれた。何と優しく、伝わってくる感覚を覚えた。ピアニスト西村由紀江さんが演奏されていたピアノの調べであった。数日たっても何か余韻が有るので、CDを購入した。「明日のために」・・・明日のために 今できること 明日のために 自分らしく生きていきたい もっと素敵な 明日のために・・・カバーに素晴らしい詩が書いてあった。不思議なのは絵画にしても音楽にしても、全て甲乙つけがたいものばかりであるが、なぜ、今回のように「伝わってくる」「訴えてくる」ものを感じる場合とそうでない場合があるのか不思議でならない。
愛用のFALのスピーカーから流れてくる調べでひと時のリフレッシュ。色んな思いを募らせていきたい。
「自分らしく生きていきたい」とても大切なことだと思う。「節度」を以て自分らしく生きていければ素晴らしい社会になるだろう。

2009年12月7日月曜日

節度

今朝の大朝は気温-4度、晴れ。昨日はとても寒い一日であった。今朝も田んぼや家の屋根がまるで雪が降っているように霜が降っていた。四季が規則正しく推移しているのは、天地にきちんとした節度があるからである。中国の諺で「政治にも節度を以て当たれば、財政を破綻させることもないし、国民を苦しめることもない。」とある。政治だけではない、会社も家庭も人間関係もすべてに当てはまる。他とのバランスを考え、一定のケジメをつける。それが節度というものであろう。今、身の回りで起きている出来事すべてに当てはまる気がする。気が付くだけではなく、実践も必要になってくる。今朝も取引先とお話をさせてもらっていると、この不景気の現象で「恩恵に預かっている」と言われる。すべて自分中心にしか物事を考えないが、世の中もこれまた上手いバランスが取れているのだな。と改めて感じた。
そのように事を「感じ」、また「考える」今に感謝しなくてはいけないと思う。無駄や損など本当はあり得ないことにも気づかされる。先日、台湾の友人が出張で東京に来ていると電話してくれた。とても懐かしく又うれしかった。今回は会えなかったがまた会いましょう。

2009年12月2日水曜日

「孝経」

今朝の大朝は気温1度、快晴。昨日に続き穏やかな一日になりそうである。
さて、先月末からブログの更新ができませんでした。父親が11月28日の早朝、ご浄土へ参らせていただきました。とても元気な父でした。93歳を一期として、まるで本日の青空にできた飛行機雲が消えていくような最後でした。肺炎を起こし丁度2カ月、微熱のある苦しい日々を送りましたが手を合わせ「有難う、有難う」と言い続けておりました。今改めて考えてみると私たちに「感謝を忘れるなよ。」ということを教えてくれていたのかとも思います。葬儀に関しては、近所の皆様にお世話になり、滞り無く終えることができました。また多くの皆様に参列いただき本当に感謝でいっぱいです。また、今考えると必然に思えますが、父が入院する前に「孝経」の本と出合いました。孔子の弟子が編集したようですが、日本へも「論語」に次いで早く伝来した書物ということです。読んでみると、親と子の関係や親孝行が人間の基本であることなど綴ってあります。今から二千五百年前の書物ではありますが、全く時代を超越し今私たちが実践しなければいけないことばかりが書かれています。「今の孝は是れ能く養うを謂う」その当時も、親を養うことが一般に孝行と言われています。しかし、単に養うだけだったら「犬馬に至るまで皆能く養うなり」と言う訳で犬や馬でもちゃんと養っているではないか。「敬せずんば何を以て別たんや。」親を敬って養わなければ犬や馬とどこが違うのか。こういう事を言っています。「敬」(うやまう)、現代社会では薄れかけた言葉でもあると思います。何千年経過すると形ある物や法律は時代によって変化しますが、道徳や人間の道は不変であることを学ばせて頂いた。今こそ、この機会に自分自身整理整頓したいと思う。
父も曾孫とも一緒に生活し、四世代同居をしていた。親孝行はできなかったが、「孝経」の意味からすれば良い人生だったと思う。

追伸  インドネシアのaco君、電話でもメールでもいいですから連絡をください。