2009年2月27日金曜日

来た時よりも、帰るときは美しく

市内の某銀行本店で
今朝の大朝は小雨、気温3度。時間が経つにつれ気温が下がっている。年間、新しく出会う人とは名刺の交換を行う。年によって異なるが350人前後である。肩書や社名が変わった方もおられるので多少は重複している人もおられるが、改めてその数に驚いてしまう。仕事がら人の前でお話しさせていただいたり、訪ねてこられたり、こちらから訪問したりとあるが、「来た時よりも、帰るときは美しく」を心がけている。実にこの言葉の意味は深いものが有る。私は「噺家」でもなく有名人でもない。経験豊富でもなければ知能が優れているわけでもない。しかし、これだけの多くの方に会えるご縁は大切にしていきたい。この言葉は師と仰いでいる石川洋さんに教わった言葉である。縁あって会える人に一つでも「新鮮なものを与えられる」そんな人間になりたいと努力している。講演させていただいても、外国語どころではなく日本語も正確でない私の話を聞いて頂く事は「罪」に近いが、一つでも聞いていただく方にプラスの物を贈りたいと思う。先日も市内の銀行の本店で顧客様を対象に話す機会が有った。話が終わった後、数名の方が「今日の話の・・」と来て下さる。内容は低レベルでも一人でも私の話に興味を持っていただくことが何よりもの喜びであり、目標達成でもある。今後も出会える人を大切にしていきたい。常に「来た時よりも、帰るときは美しく。」を心がけて・・。

2009年2月26日木曜日

本業に徹す。

今朝の大朝は晴れ、気温5度。毎朝、通勤時にすれ違う兄弟の小学生。日々、様子を変え通学している。積雪で顔しか見えない朝もあったが、今朝はジャンパーも着ていない。確実に春の訪れを感じる。今は町内どこへ行っても「大変だそうだね。」開口一番言われる。この大不況の影響の直撃を弊社が受けていることが話題になっているのだと思う。実際そうであるが、先日、政府系の金融機関が来社された折、「弊社がこの地域で一番ダメージを受けているのではないかと思う。」と尋ねると、いゃ、どこも一緒ですよ。まだまだ、影響の大きいところも沢山あります。と言う事である。 しかし、このままの状態では世の中大変な事になってしまう。過去の不況と違うところは、良い業種が少ないため、「本業を極める」しか方法がないという事である。と言う事は仕事量が減ると「我慢する」しか方法がないということにもつながる。であれば「苦しい実践で何かを掴め」と試練を受けていると前向きにとらえ一丸となり進んで行きたい。
先日、友人と山陰に行く機会が有った。三刀屋付近で「ここには美味しい鯖が有る。」と教えていただき、その店に行った「藤原鮮魚店」、お店の人に聞いてみると、やき鯖一筋50年、まさに本業に徹す。である。賞味してみるとこれまた美味である。焼き頃が極めて素晴らしい。業種は違っても、本物は評価されるという事であろう。昨晩、役場で会議が有り、同席の広島市立大学の曾根教授が「実行と評価」は両輪。という表現を使われた。私も同感である。良い言葉を頂いたと思う。藤原鮮魚の焼き鯖はまさにその実践で50年来ておられる。会社経営も勉強もスポーツもすべてに当てはまると思う。まず、今日も「実行と評価」を確実に行っていきたいと思う。

2009年2月23日月曜日

捲土重来

今朝の大朝は曇り、昨日の大雨の影響で残雪も見当たらない。今朝、通常に会社に到着すると「あっ、と」本日も一時帰休日。天罰と表現する事しかできないこの不況。こんな坂、まさかこんな事態になるとは予期もつかなかった。昨夜、インドネシアの友人から弊社の仕事量が激減していることを知り、「心配している旨と何か出来ることはないか。」と言う内容でメールが来た。有難いことである。心配掛けて申し訳なくも思う。冒頭に言ったように「天罰」と表現すれば自らは何も悪くない。ですむ。これを「天命」だと受け止めると少し違ってくる。この苦しみを自らのものにし、諦めず前進する。そして必ず、「捲土重来」チャンスは再び巡ってくる、そう信じたい。スポーツ選手はよく分かると思うが筋肉のメカニズムの「スーパー・リカバリー」である。現実は本当に難しい経営の舵釣りではあるが、まず今日を全力で行い「道」をつなげていきたい。

2009年2月19日木曜日

中小企業IT経営力大賞2009

今朝の大朝は晴れ、気温1度。近年めまぐるしい世相の変化に対応するため、3年計画で工夫を凝らしシステムの構築を進めてきた。ITコーディネーターのアドバイスも頂き、形だけは整った段階である。ITコーディネーターの矢村弘道さんの勧めもあり、経済産業省主催の「中小企業IT経営力大賞2009」へ挑戦してみることにした。まだ現在進行形で有るが、今までのシステム内容をまとめ上げ申請し、第一次審査、第二次審査とヒヤリングと実施確認が行われ、先般、審査発表が有った。残念ながら、賞には入らなかったが「IT経営実践認定企業」(業務全般にITが活用され、そこから得られたデータを経営上の判断に利用し、企業内最適化又は企業間最適化が図られていると認められる企業として130件を認定。)に認定された。大賞を貰える、貰えないではなく、今まで行ってきたことを整理整頓出来たことが何よりの収穫であったように思う。積み重ねの大切さ、またいかに運用するか、色々な事が発見できた。
改めて、より一層努力をしてITを仕事のツールとして経営に役立てて行きたいと思う。そして、再度、挑戦してみたい。

「中小企業IT経営力大賞2009」で検索すると、各賞が載っています。

2009年2月17日火曜日

なぜかビスコ

今朝の大朝は雪、積雪5センチ、気温-2度。冬に逆戻り、春の様相で有ったが今朝は一面銀世界。
今朝、足がどうもヒリヒリする。見てみると、湯たんぽで火傷している。今年は流行りの「湯たんぽ」を使っており、良いものだと愛用していたがこういう欠点が有った。家内が「オロナイン」でも塗っておきなさい。すぐ治るから・・・。考えてみると湯たんぽにせよオロナインにせよ一世代前のものばかり、良いものは長く愛用されているなと感心している場合ではないがそう思いながら治療をした。我が家にはもうひとつ、なぜか「ビスコ」をよく食べる。私もお菓子はあまり食べない方で有るがビスコが有れば、口にする。あの香り、噛んだ感触がたまらない。(想像つかないと思います。)身の回りを見るとロングセラーのものが沢山ある。「良いものは長く使われる」と言う事であろう。
「この秋は、雨か嵐かしらねども、今日のつとめは、田草刈るなり。」尊徳翁の言葉であるが、この世界大恐慌は果たしてどうなるのか分からないが、確実に今日の仕事をして行くことにしょう。今日もスタートだ。

2009年2月16日月曜日

神韻芸術団広島公演

今朝の大朝は小雪。積雪になったりと言った感じではないが、昨日までの「春うらら」からは一転。さて、昨日、白島のALSOKホールにおいて「神韻芸術団」の公演が昼夜それぞれ行われ、2000人余りの観衆が神美の世界を堪能した。在広華人の友人も広島初公演のお世話をしており、広島市内の友人や、大朝の友人にも声をかけ、昨日は沢山の友人が観賞して下さった。この芸術団はどの国も一緒で有るが、歴史を積み重ね、また、争いで大きく変わり現実が有りますが、「本質・原点」を忘れることなく、継承する。と言う大きなテーマでニューヨーク発、世界発信をしておられます。昨日も「記憶の奥底に眠る天上の美」「慈愛・神」余りにもスケールの大きいテーマで素晴らしい、踊り、歌を聴かせていただいた。何より、古来の基本を忠実にされ演技一つ一つに釘づけになった。会場で中国の記者に「広島は原爆からの復興、神代の宮島が有りますが本日の公演との関係はどう思われますか。」これまた余りにもスケールが大きく、その質問には回答しなかったが、「芸術に国境はない事、祖先(神仏)崇拝、慈愛も国境はない。そして何より、広島初公演、(地方都市で本物が観れること)嬉しいことである。」この事を強調した。最後に声をかけさせていただき気持ち良くチケットを買って観にいってくださったみなさん「本当にありがとうございました。」
PS.これだけの規模の公演を開催することは大変な事だと思います。在広華人の皆さんの団結と中国と言う国のプライドが成し遂げたものだと思います。私が感心したのはフットワークの良さ、正月も平日も祭日も至る所で宣伝されていました。この公演も成功に終わったと思いますが、それを通じより団結も強まったのではないかと思います。本当にお疲れ様でした。

2009年2月12日木曜日

ひとつだけの平等

今日の大朝はとても温かで春を感じる一日であった。黄砂のせいか春霞の状態であった。この2日間は身内の不幸で辛い思いをした。丁度、長沼先生の講演会の時に訃報が入り、その夜、先生からのメールに、勝ち組・負け組、金持ち・貧乏とこの世は色々な格差は有るがひつとだけ平等な事は「いつかは必ず死ぬる」と言う事。とありました。私も同感です神がかった事を言うようですが「運命はきまっている」と思います。日々を「面白く、かなしく、さみしく」これは自由ですが、決まっているのであれば「一日を大切にまた楽しく」過ごす方がいいと思います。しかし、中々現実はそうはいきません。考えてみると呼吸も心臓の鼓動も、自分の意志でしているわけではありません。内臓の動き、血液の循環もそうです。自分の意志ではなく、目に見えない崇高な働きによって、私たちの命は今ここにあります。よく言われますがまさに「生かされている」のだと思います。好物のお酒をたくさん飲み、私は良い気分で寝て、何事もなかったように朝になります。しかし、内臓は休むことなく夜、重労働し続けなければなりません。自ら自分勝手なものだと思います。もっと自分を安めてやらなくてはいけない気がします。ある本に、「自分の体、自分の命は自分のもの、と私たちは思っている。だが、すべて天地から借り受けたものだ。」とあったが、そうであれば大切にまた、可能性を十分に発揮してお返ししたいものだ。今回の辛い別れが「私に何を教えてくれたのか」時間をかけて考えてみたい。

2009年2月11日水曜日

子供達に夢を・・

今日の大朝は、晴れたり、風が吹いたり、雨が降ったり移り気な一日であった。2月9日、大朝地域青少年育成講演会として、広島大学 大学院生物圏 科学研究科准教授、長沼 毅先生をお招きし、講演会を開催した。地元大朝中学校の生徒さん約90名、保護者先生と110余名が集まった。長沼先生は自称「吟遊科学者」と言われていますが微生物学者です。先生との出会いは、今年の1月、長年続けている経営者仲間の「勉強会」に講師としておいで頂いた。北極・南極、深海6000mと地球規模で活躍されており、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも出演されておられる。お会いしたときは、南極から帰られて間がなかったため、南極の未知の話も随分して頂いた。年齢を忘れ「ロマンの世界に入っていた。」私だけなのかもしれないが、近年、このようなスケールの話を聞いたことがなく、とてもショックであった。ここで「お節介な、おっさんが思いついた。」大朝の青少年に是非、壮大なスケールの話を聞かせてやりたい。早速、長沼先生に事情を話すと、「OK」を頂いた。今月先生の唯一の空き時間、2/9にお願いする運びとなった。地域の青少年育成推進協議会のお世話もさせていただいており、講演会を開催したいと考えていた矢先のタイミングでもあった。正に「ご縁」である。子供達も大変喜んでくれ、きっと、将来の参考になった子供さんもいるのではないかと思う。講演後、町内で一人の中学生に「どうだった。」と聞くと「本当に面白かったよ。」と答えてくれた。これまたお節介ではあるが、私たち大人の役目はこれからを担う青少年に「大きな夢を語ったり、本物の醍醐味を体験させたりと。」無限の可能性を秘めた能力の「きっかけ作り」が一番大切ではないかと考えている。小さな事しかできませんが、これからも一つ一つ実践して行きたいと考えている。
最後に急な話にも対応して頂いた長沼教授、大朝中学校の校長先生を始め先生方、PTAのみなさん、協議会の事務局の方に厚くお礼を申し上げます。

2009年2月9日月曜日

大塚連合会総会

今朝の大朝は晴れ、気温-4度。天気は下り坂との事。昨日、地元の連合会総会が開催された。大塚地区は軒数130戸、5行政区ある。学校、PTA、消防団、体協等など14団体の代表者で構成され、地域の大切な決定組織でもある。第57回、57年間続いていることになる。特に平成17年の合併以後、連合会の意味は重要な位置づけになり始めた。昨日も各団体の年間予定や、組織変更、相談の投げかけ等活発な意見交換となった。特に合併後のこの4年間は会の規則変更などして、行事の殆ど連合会が主催の形に変更していった。このような積み重ねは色々な結果としても表れている。町の行事にしても地域行事にしても何をしても盛り上がる。毎年、5月末に行われる「チャレンジーデー」でも参加率90%以上でいつもトップである。巷では「損得」が先行して、中々組織の動きが難しい時代、私たちの地域はこのような先人が残してくださった「良い伝統精神」を引き継ぎ今日まで来られている。これからも時代対応しながら大切に継続して行きたい。

2009年2月5日木曜日

変動と変化

今朝の大朝は晴れ、気温-3度。雪もすっかり無くなった。予測通り、経済状況は悪化の一途。弊社も今週は水曜日から「一時帰休」緊急課題も多発する。受発注は勿論であるが色々な面で今までとは変化がある。何処も大きく変わってきている証だろう。「変動と変化」同じような言葉であるが大きく違う。
不景気は自然体の流れで「変動」。それをいかに「変化」に導くか。それには、志し、生きる姿勢を持つことが必要だ。石川洋さんは「変動を常に変化に導くことが前進」と言っておられます。言われるように「変動」だけで流れて行けば、アメリカが原因だ。あいつが悪い。生まれが悪かった。等と言う過去のとらわればかりになってしまう。自分がいかに開拓者になれるか。変化に導く姿勢を素直に持つことが必要ではないかと思う。以上の意味からすれば、今の変動多き経済、社会・会社生活をいかに変化に導くか。「変動を変化」に変える大事な舵取りの機である。まさに「始まりの時」である。

2009年2月3日火曜日

多謝多謝

今朝の大朝は雨、すっかり雪も少なくなった。また、今夜から雪が降ると報道しているが今はその気配はない。さて、台湾の友人が旧正月の休みを利用して広島へ家族旅行で来てくれた。娘さんが広島の大学に留学しているため会いに来るのも目的の一つである。頼さん家族は「日本通」頼さんは勿論、奥さん、奥さんの父親、姉妹とも日本語が出来る。今回も大阪・岡山・福岡・北九州と26日~31日まで、関西九州とアクティブに家族旅行をされたようだ。30日の夜、久しぶりの再会で頼さん家族、奥さんの姉妹とおあいし、白島の季節料理「なかしま」で食事しながら歓談をした。美味しい料理、感じの良い女将、盛り上がった。頼さん家族を拝見し、いつも家族愛、姉妹愛の素晴らしさを感じる。
2月1日、日曜日は友人たちが「元気づけ」に我が家にやってきてくれた。会社が大きなダメージを受けており、落胆している姿を見て、「励まし」と題して宴会。本当にありがたいことである。
頼さん家族、友人に心をこめて「多謝多謝」。
昨日、月初めで各工場へ朝礼、昼礼で回った。「ますます取り巻く環境は厳しくなる。」内容はそのような話ししかない。石見工場で「それではよろしく。」と帰ろうとした時、一人の女性が「社長さん。」とかけよってきた。胸のポケットから「キャンディー」ケースを出し、「気持ちです頑張ってください。」とさしだした。最初は何が有ったか合点がいかなかったが、「元気を出しなさい。」と言う事に気がついた。1日の日曜日と同じように悲壮感が漂っていたのだろうと反省した。玄関のげた箱の上に一輪ざしに綺麗な花が差してあった。小さな気配り、心使い。厳しく、大変な時だけにより暖かく感じる。「多謝多謝」。