2010年8月30日月曜日

見えない力

今日の大朝は晴れ。気がついてみると周囲の田んぼの色が黄金色になり始めた。刈り取りの季節に入って行く。大朝は盆を過ぎると、一変し秋を感じるようになるが、今年は違う。猛暑は続いている。しかし、いつも感心することであるが、「自然界は着実に時を刻む」。さて、昨日は今年の3月、惜しみながら休校になってしまった大塚小学校の周辺やグランド、屋内運動場の環境整備を行った。地域に呼びかけた結果、100名の方々が集まって頂き、綺麗にして頂いた。色々と行事や家庭の事も沢山あるのであるが、郷土愛とでも言うのであろうか、見えない力、地域を大切にする気持ちの表れだと思う。これから、跡地利用の検討や維持の方法も考えて行かなくてはいけないが、一番大事なことは「地域を愛する気持ち」これだと思う。学校が無くなった事は本当にさみしい事であるが、この事でこれまで以上に地域が一致団結できれば素晴らしいことである。相田みつをの詩で「花を支える枝、枝を支える幹、幹を支える根、根は見えないんだな」・・見えない力の大きさを感じる。

2010年8月28日土曜日

比較しない

今日の大阪、大朝は晴れ。この暑さは異常である。かつて、沖縄や台湾で体験した「ミラクル太陽光」大朝でも正にその記憶がも戻るくらい強い太陽光である。さて、大阪へ技術開発・営業の事務所を設けることになった。昨日もその関係で出張していた。技術者との話の中で期待を込め、過去の高学歴や高職歴は立派なものであるし、努力の結果である事も評価するが、本当の幸せをつかむには「人間力」が不可欠である。そんな内容の話になった。私が偉そうに言ってもインパクトには欠けるが、「社員は宝」である期待を込め話にも力が入った。どうすればいいのですか。その問いに、先人に学ぶ必要性、古典から学ぶことを進めた。「論語・孟子・大学・中庸」と四書もあるが「菜根譚」を薦めた。今から約四百年前、日本でいえば江戸時代の初めころ、中国・明代の洪自誠によって書かれた処世訓で有る。全く自然の当たり前のこと、原点がうまくまとめられている本である。私も25年ぐらい前に何度も読んだ本である。早速、人に言うだけではなく、原点回帰の意味も兼ね、駅の本屋で菜根譚を買い、道中夢中で目を通した。全く風化しておらず、今の時代にもとても大切なことばかりが書かれている。実に新鮮である。
全集45条「比較しない」偉い人であろうとそうでない人であろうと、誰もが心の奥には仏様のような優しい心を持っている。また、どんな御殿に住もうと、粗末な家に住もうと、住めば都と言うように、それぞれの味わいがある。にもかかわらず、その違いに不満を言うのは、世俗の欲望や見栄えにとらわれて、何事も他人と比較して幸せを求めているからである。本当の幸せと言うのは「自分の心」が決めるものである。・・・「自分の心」正にそうだ。実践に心掛けたい。

追記
菜根譚を読んでいたら、先日、日帰りで行った高知の桂浜の絶景を思い出した。・・実に不思議な本である。

2010年8月18日水曜日

根さえしっかりしていれば

今日の大朝は晴れ、猛暑。盆休みも終わり、スタートを切ったがこの暑さは異常である。この盆連休、多くの人々が故郷へ帰り、それぞれの思い出を残されたことであろう。我家は昨年末他界した父の初盆で、法要や、お墓参りに来て頂く方々の対応をさせて頂いた。例年なら、地域の盆踊りの準備で我家の事はなかなかできなかったが今年はしっかり先祖・先人への思いを起こすことができた。時を同時にテレビ報道では存在しない老人の数、行方の分からない老人の数が発表されていたが、膨大な人数である。インタビューに答えた子供曰く「親とは20年以上ご無沙汰で知らない」等の発言が飛び交う。実際だろうが、このような報道こそ教育上、報道規制し放映すべきではないと思う。まさに現代の世相に現れている姿そのものである。話は急変するが、2年前に約200㎡庭に芝を貼った。はじめは簡単に思っていたが、生き物である大変管理が難しい。友人の芝のスペシャリストの指導を得ながら管理を進めているが、植え付けの段階で土壌をしっかり整備していなかったことが全て原因のようだ。今日のような天気になれば、すぐ赤くなったり枯れたようになる。上から目砂を入れ、根が張れるように今年度は何度も目砂を入れた。その関係で現在は大きく変化してきた。スポーツにしても勉強、いや仕事にしても基礎が大事なように、今の社会も「人間」が基本を取り戻し、人間として生き始めないと、少し変化があると対応できない事になる。全て「自然界のルール」のような気がしてならない。「何をいっとるか。世の中、金や。」と信じている方もおられるが、そういう人は行きつくとこまで行かないと分からないだろう。「人間が主役」新時代へのキーワードだと思う。相田みつをは(根さえしっかりしていれば、枝葉はどんなに揺れたっていいじゃないか、風に任せておけばいい) 自分も会社もそんなふうになりたいなぁ。
                             お知らせ
 「いのちと平和」 講演会
私も師と仰いでいる石川 洋先生の講演会と福山出身のオペラ歌手村上彩子さんのコンサートがある。
異質のお二人で有るが「平和」を接点に今回の開催になった。日時は下記のとおりです。
是非、参加してください。素晴らしい内容の話と感動を得られると思います。こうした時代だからこそ必見です。前売り券は2500円です。私の所へご連絡ください。nagata@oasa-elec.co.jp
                           記
日時 2010年9月20日(敬老の日) 13時30分~16時30分
場所 エソール広島 2階 多目的ホール

2010年8月13日金曜日

暑気払い

今日の大朝は晴れ、先程、一時間夕立があった。今日から17日までお盆休みである。昨晩、互助会主催のビアパーティーを8/1オープンした町内の「広島北ホテル」で開催した。会社も大きな転換期を迎えている中ではあるが、社員の中からも「このような時であるからこそやろう。」と言う声もあり開催した。70名が集まり盛大に行う事が出来た。現在は設備関係の出し入れもあり、一時帰休もあれば、出向者もあり、まちまちではあるが「全ての経験は身になる。今が一番大切な時期」とあいさつで言わせていただいた。「火事場の馬鹿力」ではないが、組織が危機化に置かれた時こそ一番力がでる時である。まさに、常に外を向いて顧客の信頼を得るべく、最大限の努力を傾けている時である。ところが、順調の時は、慣れも加わり、内面を向き始め、自我が出始め、顧客が遠のき守りの力が回転し始める、そうなると破たんが速い。そんなものではないかと思う。今が一番会社として充実している時かもしれない。
今まで無かった業務で「営業、技術開発」が必数になった。ワークシェアリングはもちろんであるが、新規補強も必要になっている。実に難しい。一般に景気は上向きと報道しているが、リーマンショックの影響での離職者はそのまま休職中である。沢山の中から選べる事は事実である。高学歴、高職歴の方も沢山おられる。確かに人材としてのレベルは高いが、問題は何か?「現在は歴史の転換期であることの自覚をしているか。」そして「歴史の転換期、それは人々がそれぞれ生きる覚悟を決める時である。」この自覚が無い人間を採用しても、まず力は発揮できないだろうと確信している。昨夜も、ある社員が「社長が飛び回り体が心配だ、現実は困るがこのような時は給与も下げても良いのではないか、僕に何か出来る事はないか。」と真剣に話をしてくれた。そこまで心配をかけて申し訳ない。その思いを仕事に出してほしい。今はトップとして私にしかできない事を全力で行っているだけである。方針決定したら今の気持ちを糧に頑張ってほしいと気持ちを伝えた。
心のスイッチをON.・・・・ポイントであろう。完全に時代は変わっている。まさに生きる覚悟を決める時である。

2010年8月9日月曜日

大野石油広島オイラーズ

今日の大朝は晴れ。朝晩は涼しくなり、過ごしやすくなってきた。しかし、日中は連日猛暑が続いている。昨日の日曜日、大野石油広島オイラーズに来て頂き、バレーボール教室を開催した。地元大朝中学、千代田中学、新庄高校、スポーツ少年団と幅広い層に参加して頂き、有意義な時間を過ごすことができた。大朝地域は体育協会が総合型地域スポーツクラブ、青少年育成協議会と総括している。スポーツを通じて、青少年の健全育成も図れる活動を色々と考えながら取り入れるようにしている。今回の教室もその一環で「子供たちに一流選手と交流することで技術の習得はもちろんであるが、大きな夢を抱いて頂きたい。」そのような大きな願いを込め実施したものである。最初はなかなか、緊張していたが時間がたつにつれ選手との疎通も取れ始め、質問などもする光景が増えた来た。オイラーズの紅白戦も観戦させていただき、一流選手の迫力とテクニックの高さに参加者も感動されていた。私は何といっても、オイラーズの三ヶ島総監督、豆田監督や選手のアットホームな関係、雰囲気は、日々忘れかけている大切な物(信頼)を思い起こさせてくださった様な気がして、子供たちばかりではなく大きな収穫のある一日になった。オイラーズの選手の昼食を総合型地域スポーツクラブ「大朝人くらぶ」の有志で担当いただきました。いつものことながら、選手たちは美味しさに感動されていました。関係者の皆さん、本当に有難うございました。

2010年8月4日水曜日

自然の怖さ

今日の東京は晴れ、猛暑である。プラスで車からの発熱、室外機からの発熱で都内にいると日干しになりそうである。さて、場所を問わず、自然の怖さを感じる事件や出来事が多い。先日の救助ヘリの墜落、またその取材の方の謎の死・・。また、熱中症での死亡。先日は近所の方も亡くなった。自然界の中で人間は生かさせて頂いているが、何か一連を通し感じるところがある。「人間の過信、傲慢」適切な表現が浮かばないが、そのような現れが全て起因しているのではないかと感じる。一方、自然界と同じレベルで世の中も大きく変化し続けている。大半の方々も感じてはおられるが「まだ我慢しておけばまた景気良くなる」と考えている方が殆どだろう。いやいや、絶対に我々人間の発想、行動を変えなくては前述の「自然災害」に必ず遭遇する。そんな気がしてならない。・・・時代対応の必要性を痛感する。さて、本日も出発。(暑い)