2012年12月31日月曜日

感謝の言葉。

今日の大朝は雪。今年も今日で終わりだ。この一年は我社のまさに正念場であった。2009年から、大きく変化する中、会社の時代対応を続けてきており、益々低迷する経済、震災、超円高・・。と刻々と取り巻く環境は悪くなるばかりであった。日々、心の柱が折れそうなことばかりで、よくぞここまで来たと思う。それはやはり、「人のふれあい」と言うとても重要な大きな力を頂いているからこそあるものだと痛感している。言葉では「人間誰しも、一人だけでは生きて行けない。」と偉そうには口にするが、自らがその実践をしているから、その言葉にも熱が入る。社員を信じ、自らを信じ、臥薪嘗胆の日々3年5ヶ月、長かった。まだまだ楽観視はできないが、素晴らしい社員の底力、弊社の応援団、理解者、数限りない「人(人間)」の力の結集で、大きな数々の宝(ビジネス)が芽生えてきた。いよいよスタートだ。新年は会社設立31年目に入る。30年は一世代として、感謝をこめて箪笥にしまっておき、一年生の気持ちで、新しい時代へ羽ばたいていきたい。「不易流行のバランス経営」を念頭に置き挑戦し続けたい。社員の皆さん、長い間大変苦労を掛けました。まだまだ試練はありますが、必ずや実になると確信します。また、来年から新たな仲間になる方々もよろしくお願いします。また、いつもいつも、応援して下さる皆様、本当にありがとうございます。これからも挑戦し続けます。ご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。2009年友人の三澤社長から頂いた掛け軸、京都・相国寺、金閣寺、銀閣寺の住職、有馬頼底氏の書かれた「夢」の掛け軸をかけ続けていましたが、いよいよ実行、3年ぶりにこの写真の絵に変えました。心のスイッチ・オン。本当に今年一年、数えきれない多くの方々のお力添えを頂き誠に有難うございました。メーカーとしてはヨチヨチ歩きの会社ですが、「人間が主役」のグローバルな田舎っぺ企業として、行動力、正義感、忍耐力、謙虚さ、強調する心を大切にして歩んでいきたいと思います。また来年もよろしくお願いいたします。
台湾、インドネシアの皆さん、いつもいつも気にしてくれてありがとう。心強く感謝しています。
「不易流行」とは。
不易とは、変わらないということ。流行とは、時とともに移り変わっていくもの、また、変えていかなければならないものの事である。

2012年12月29日土曜日

確かな眼

今日の大朝は晴れ。昨日は雪のち雨。この時期では珍しいことであるが、昨今の「想定外」の連発があるだけに気にならない。今年も残すところ後3日となった。先日26日、広島県民文化センターにおいて、第62回社会を明るくする運動、作文・標語コンテストの入賞式及び朗読会が開催された。
今年度も県内小中学校から20000点応募いただき、その中から選ばれた生徒が各賞に輝いた。
入選作の朗読があったが、大人が顔をおそいたいような、実に自他一如、社会を明るくしていくには、お互いが思いあう、気配りから信頼が生まれてくる。正に日本人のDNAを自らの言葉で、堂々と発表している姿を見て「日本も大丈夫」と心の中で、大きな拍手と、心の曇りが晴れていくような感覚を味わった。ふと、記憶にあった詩人の金子みすずさんの詩が朧に浮かんだ。「朝焼け小焼けだ/大漁だ、大羽鰯の/大漁だ。浜は祭りのようだけど、海の中では/何万の、鰯の弔い/するだろう。」と浜の喜びと海の悲しみ、「目に見えるものと、目に見えないもの」生きるここと、死ぬることは一つだということがよくわかります。そのことを理解しているとしないでは大きな違いである。
思いあう心、気配り。目に見えないものの大切さ。自らを考えるひと時であった。

2012年11月13日火曜日

共通しているもの

今日の台中は晴れ。気温25度。今日は特別暑い日とのことである。今週の土日は天気が悪く寒くなるとのこと。部屋の中にいると、大朝にいるのと違いが無い。今朝、台北に移動、取引会社の方も高雄へ行くということで同じ飛行機だった。「いやいや、日本はどうなることか。」修学旅行のご一行も一緒。どこの学校かと聞くと、「東城高校です。」そうか、自分は「西城から来たよ。」知り合いが言ったが、高校生の反応はなかった。・・・(同じ地域で隣りあわせなのに、こんなものだろうな。)台北についてまず寂しい思いをした。その後、知り合いと別れ、仕事へ。まず、新北市の空調メーカーへ行った。この案件も、日本の通信メーカーの依頼の仕事だが、冷却装置が必要で数か月前から、国内の優良メーカーへ、つてを使ってリサーチ。「部署が違う、担当者がいない、そんなことはできない。」全く意味不明のやり取りで半年、一年すぐ立ってしまう。今回もそのようなたらい回しになっている案件だ。20年来の信頼のおける商社の案内で、小汚い、空調メーカーへ案内された。なんと、本日は開店休業。・・(我社も同じような事)社長と従弟が時間差で登場してくる。一時間、商談して「やりましょう。できます。」その結論になった。台湾国内へ20000台/年、生産しているとのこと。オフシーズンだったのか、工場は動いている形跡はなかった。しかし、社長の対応、前向きな姿勢。豊富な専門知識。中小企業ならではのものだ。これは、私にとってとても新鮮で、信頼を得るものがあった。結局、半年以上、訳の分からない、かみ合わない国内の優良企業との話とは別で、結論はどうあれ、短時間で話がまとまった。それは何かと言うと、人間です。「人、人、ひと。」我社も今、とても厳しい局面に立たされているが、ものではなく、人間が生きていなくては、まさに本末転倒である。その事を改めて感じさせていただいた。今日もベストを尽くした。明日も頑張らなくては。(台湾はいたるところに、日本に関係する文字がある。)

2012年11月10日土曜日

深い人生観

今日の大朝は晴れ、晩秋であるが暖かな日である。学校の学習発表会があちこちで開催されている。本日は地元の新庄小学校も「期待を超える発表会、一人一人の力を出し切ろう。」と言うテーマで開催されている。案内は頂いたが、本日は福山で仕事があり出席できない。実に残念である。と言うのも、6年生がふるさと新庄に伝わる稲作にまつわる伝統文化をモチーフとした劇「ふるさと新庄・花田植えと生きる」を発表します。この劇は縁あって宝塚歌劇団の元演出家、現在は大阪音楽大学の先生である太田哲則氏に脚本から舞台設定や衣装、音楽、演技指導等全般にわたってご指導いただいた劇である。この劇のお蔭で、弊社のスピーカの音を聞いていただく機会ができ、太田先生がEGRETTAの音にとても気に入って頂いた。誠に光栄なことである。先程、ご挨拶に行かせていただき、お話をさせていただいた。「子供(人間)無限の発想力がある」「考えさせる事の必要性」当たり前の言葉に聞こえるが、先生の言葉がとても新鮮に聞こえた。今の世の中一番欠けているところかもしれない。太田先生と話をしながら、私の脳裏に中国の孔子が弟子に向かって「私はもう何も語るまいと思う。」と言った一説が思い浮かんだ。弟子たちは困惑したが孔子はそのことはお見通しで「自分が何を語らなくても、自然は変わることなく四季は廻ってくる。天は何を言おうとしているのか考えてみなさい。」と投げかけたのである。二宮尊徳も同じようなことを言っている「音もなく香もなく常に天地は、かかざる経をくりかえしつつ」と、大自然は無言のまま私たちに多くの教えを授けてくれています。とかく現代の暗記教育で今の基準の優秀で頭でっかちの人間に大きなアドバイスを頂いているような気がする。「考える・発想する」目に見えないものの大切さを痛感した。目に見えるものだけを追い続けている現実、自分自身も何か大きな大切なものを忘れているような気がした。新庄小学校の6年生は太田先生から大きな大きなものを会得したに違いない。

2012年11月2日金曜日

角度を変えてみる。

今日の大朝は晴れ。晩秋を感じさせる肌寒い日である。お陰様で、大きな動きと、沢山の人との出会いを重ね、多くの気づきを与えてもらっている。充実した日々を送っているのだろう。他人行儀な言い方であるが、「人間は自分が何も知らないことを知らない。」とソクラテスが言っているが、最近いたる場面で、一人では何もできることはないし、本当に狭い視野で生きてきたのだと痛感することがしばしばある。その一つに、大陸を中心に日本を見たら写真のようになります。「実に大陸からすれば邪魔な存在ですよね。」真意はわかりませんが、今沸々と起きている国際問題の意味が理解できるのではないでしょうか。私の今までの北海道が上にあるものが地図だと思い込んでいた。
「日本が邪魔」になるなど思いもしなかったが、角度を変えて、地図を見ると「日本は邪魔だ。」私の第一印象であった。見方、思いは、人それぞれであるが、何事も「角度を変えてみる。」必要性はあると思う。どう思われますか。

2012年11月1日木曜日

感動。

今日の大朝は小雨から晴れ。しかし、肌寒い。いよいよこの季節になりました。10/28日曜日、総合型クラブ「大朝人くらぶ」の行事でハイキングがあり、今年は地元田原地区の熊城山へ登山した。
1000m級の山のため、可部山岳会の方、5名がガイドとして参加いただき心強いスタートとなった。
孫の亮太郎も参加させていただいた。大人でも険しいことは知っていたが、ダウンすると途中から引き返す覚悟で連れて行った。しかし、何とこの険しい坂道を制覇した。途中、リュックなどは私が持ったこともあるが自力で制覇したのである。私は汗だくだく。亮太郎はケロリ、サラサラ。何ていうことだ。4歳の子供と侮っていたが、十分な体力は既に備わっていることに驚いた。さすが、頂上は気温が下がり、残念なことに小雨状態であったが、自分のリュックからお母さんに作ってもらった弁当を出して、ペロリ。亮太郎にとっては初体験の思い出に残った一日になったはずである。
四歳でこの体力が既に備わっていた事の驚きは勿論であるが、何と言っても「頑張るね。頑張れ。凄い。」参加者のお姉さんや皆さんから言葉をかけていただくことが、亮太郎を後押ししてもらったのだと思う。下山したときに一番元気だったのも亮太郎であった。体力の衰えに情けさを感じながら、亮太郎の頑張りに感動。とても素晴らしい一日になった。
可部山岳会の皆さん、参加者の皆さん本当にありがとうございました。「また行こうね。」何度も繰り返す孫の声がまだ脳裏に残っている。

2012年10月27日土曜日

第12回広島県高校生スペシャリストの祭典

今日の大朝は雨、午前中はいい天気であったが、先程から雨が降り出した。「スペシャリストの祭典」素晴らしてタイトルだが、広島県内の公立高校で産業教育を学ぶ生徒が一堂に会してする行事。工業、農業、商業と様々な分野を志す生徒さんの発表の場でもある。今年で12回とのことである。初めての試みとして、基調講演を企画され、今回、不肖ながら、私が講演することになった。通常なら地元にはマツダをはじめそうそうたる会社があるのでその方が良いと思うのだが、何故か私の方へ依頼があった。今、弊社は時代対応するために、もがき苦しんでいる。しかし、挑戦もし続けている。「夢をカタチに」と題して、次世代を担う大きな力を蓄えている生徒さんたちであるがゆえに、恥を忍んで講演をさせていただいた。とかく、「若い者は・・。」よく聞く言葉だが、生徒さん達が手作りで企画運営し、聴講されている態度も、こちらが恐縮するぐらい食いついて聞いてくださった。実に立派で素晴らしい。そのような行動を見たらとてもモチベーションも上がり、気持ちよくお話ができた。どうなることかと、心配していたが、一時間の時間、思いを語らせていただき、肩の荷が下りたような気がする。「考え方」これによって人生が大きく変化する。コミュニケーションの必要性、人間力と常々、問題意識していることを交えて話させていただいた。この度、広島県教育委員会を介してお話しかけいただき、貴重な体験をさせていただき誠に感謝しております。自らの言ったことに恥じない実践をしていきたいと思います。多謝。

2012年10月23日火曜日

自然と人間

今日の大朝は荒れ模様。昨晩は突風と雨、朝からは風こそ止んだが、とても寒い一日であった。
旧暦で言うと今年は昨年より、20日程度遅いらしく、暖かいのもそのせいとの事である。しかし、今日は一転だ。東日本大震災、大自然の警告ともいえるほど、自然の驚異が人間に襲いかかった。しかし、日本だけの歴史を振り返っても幾多の大自然の災害がおこり、多くの尊い命、財産を失っている。私は、今学ばなくてはならない先人は二宮尊徳(金次郎)だと思う。江戸時代後期、一代で、六百もの村々を復興させた功績は、報徳仕法と言う天地自然からの学びによるものであった。早くして、両親を失い、養子先では、夜勉強していると働くのに学問はいらない、行燈の油がもったいないと養父から言われ、金次郎は「それなら、自分で油を作ろう」と友達からもらった種を川の土手に植えて収穫した。私も記憶にあるが、子供の頃に田んぼの畔に豆を植えていた。これも、金次郎の教えだという。その金次郎は自然に学び、自然と共生していた。こんな言葉も残している。「自然は偉大であっても、荒地しか作くれない。田畑は人間と自然がともに力を尽くし、協同することでしか実らない。」金次郎の名言は数数えきれないくらいあるが、この言葉は、自然と人間だけのことではなく、人間と人間の関係論へもヒントになる言葉だと思う。今は不景気だとつい口にするが、現実は決してそうではなく、「これが普通」これが現実であることにも気が付く。いずれにしても、生きているんだ。と言う我を捨て、「生かされている」と言う感謝の気持ちで、日々全力で生かさせていただくことが賢明だと思う。今日も有難うございました。

2012年10月20日土曜日

考え方しだい。

今日の東京は晴れ、今週は17日から京都から東京と長い出張となった。東京では二ヶ所で展示会にEGRETTAを出店させて頂いており、明日まで続いている。秋葉原のUDXでは明日まで、ホームシアター展に出店させていただいている。お時間のある方は是非ご来店下さい。さて、先日京都のグローバル企業を訪問した時に 、経営哲学の説明を頂き、全く同感で、私も会社設立以来、そこまで整理整頓はされていないが、念頭において小さな実践をしてきたことがある。それは「考え方」、考え方しだいで全く反対のことになると言うことである。知識、技術は会社にとってとても大切なものである。高い程優れていると言う事は誰もが理解する。人によれば100点も居れば50点も居る。と言う事は0から100までしかないと言う事である。「考え方」は知識、技術とは全く別なもので、数字で同じように表現すれば、-100から+100まである。この事からすれば、考え方の統一がなければ、結果が出ないということがわかるはずである。この事は、会社のみならず全てに当てはまる事である。先日も会社での会話でとてもさみしい話を聞いた「○○君は便利屋で使われている。」○○君は弊社でも優秀な人間である、万能選手の一人である。その発言をした人間が、嫉妬で言っているのか、○○君が自分で言っているのかは定かでも無いし、正す必要も無いが、私にはとても残念な話であった。私自身がもし、○○君だったらどんどん使ってもらいたい。と考えるだろう。しかし、大手企業病にかかっているものや考え方が違う人は、いくら知識や技術があっても「自分の仕事では無い、部署が違う」と断るか、中にはいくら割りまし賃金をくれますか。などという人間もいる事だろう。
弊社も小さな会社だと思っていたが、東京、大坂、広島、本社、江津、石見と広範囲になっているし、大手企業からの採用した社員や営業、技術、製造、開発、総務と仕事も全く違っている。「考え方の統一」私の一番重要な仕事の一つだと痛感する。その事によって、顧客満足、社員の物心同一の幸せにつながると思えば力も入る。今日も気を引き締めてスタートしたい。

2012年10月18日木曜日

人の縁こそ宝

昨日から京都にいます。北広島町商工会工業部会の研修で京都府総合見本市会館で開催されているビジネスフェア2012の見学、京セラ本社、航空機部品の寺内製作所見学と実に内容の濃い研修になった。総勢19名で研修に望んだ。毎年続けている研修であるが、今年は、この不景気の中、京都企業は「何処かが違う」それを学ぼうと言うのが大きな目的である。参加した会員企業の方々も大きく得るものがあったように思う。各社共通しているのは、人を大切にしている、教育熱心、考え方の統一、全て同じ内容のようであるが京都企業は取り組む形こそ違うが、共通している。京セラの稲盛名誉会長の経営哲学が浸透している事も関係しているのかもしれない。しかし、百年以上の会社が多くあると言う事は京都そのもののDNAもあると思う。継続は力なりとはよく言ったもので、会社の年数がその会社の力であるといっても過言ではない。研修後の懇親会は東山の「左阿彌」一見客では入れない高級京料理で京舞と伏見の美酒で昼間の緊張をほぐさせて頂いた。今回のこの研修のコーディネート頂いたのは地元、異業種交流会「21世紀クラブ」会長の石田勝士さんだ。私も21世紀クラブの会員と言うこともあるのだが、石田さんとは10年以上のご縁をいただいている。縁の深さと不思議さを改めて痛感する。この研修も石田さん無くしては実現できなかった。この事を考えても「人の縁こそ宝」だと思う。

2012年10月16日火曜日

再開します。

(井上果穂11日目です。)
今日の大朝は晴れ。皆さんお久しぶりです。長らく、ブログをお休みさせていただいておりましたが、再開いたします。特別な心境の変化ではありません。ブログを休んでいる間はFaceBookで情報発信していました。しかし、やはり、オオアサ電子としての発信をすることが私の仕事のような気がしまして再開することになりました。桜の写真のブログが今年の最後となっていますが、暑い夏も過ぎ、晩秋となりました。できる限りの挑戦をし続けています。まだまだ、結果となり得ていませんが、沢山の汗と涙と苦しみの賜物がこの世に誕生しようとしております。「わくわく、ドキドキ」ふざけた言い方のように思われますが、この言葉をキーワードに成功するまで頑張りたいと思います。
不夜城であった会社がこの二年間は、明かりを消したままで、社員の皆さんには心配と生活面での苦労を掛け続けていますが、この二年間は、「モノづくり」ではなく「人づくり」ができたと思っています。これからの新しい製品に魂を込めて打ち込んでくれるものと確信いたします。
十月は広島営業所も開設しました。また、今年四月に発表しましたEGRETTA TA1000アンプ、2012年度のグッドデザイン賞を頂きました。昨年に続き有難いことです。東京、広島へ最強の営業スタッフも加わりました。また、有能なエンジニアにも弊社へ加わっていただくことになりました。また、長女さおりが出産し、元気な女の子が生まれました。果穂(かほ)と言います。毎朝、出勤時には長男の子の亮太郎、樹莉、長女の子の果穂の顔を見ての出勤です。孫のパワーを頂いて、パワーアップしています。また、色々な発信をしていきますので今後ともよろしくお願いいたします。

2012年4月18日水曜日

自然と共生

今日の大朝は晴れ、穏やかな日だ。やっと大朝も桜の季節になった。今日は八分咲きと言ったところである。会社前の桜は工業団地でも名の知れた桜スポットであるが、この三年間は、疲れたのか、病気かで、不作であったが、今年は厳しい冬を耐えてきた桜であるが、最高の花をつけ私たちの心を温めてくれている。お客様も玄関を入る前に、写真撮影し入ってこられる。
弊社も桜と同じようにこの三年間は臥薪嘗胆を続けている。楽観視はできないが、先週末、今年度の方針と中長期の経営計画を立案し、まさに第二創業のスタートを切った。この見事な桜の花は大きな励みになる。日本人のみならず、人の心へ入り込むこの桜花。日本人の感性を表現してくれているように思えてならない。「人情・情緒・誠実・勤勉」日本人特有の感性である。
また同時期に愛読書で目にとまった言葉、「君子は其の位に素して行い、その他を願わず」中庸の一説であるが、直訳すれば「立派な人間は、自らに与えられた環境の中で、それが何であっても不平不満を言わず、精神一到努力する。」正にその通りの実践をして来たつもりであるし、又これからも厳しく不透明な道のりだと思うが実践して行きたいものである。30年前の竣工式に植樹した桜、共生している事を実感。自然界の無限の力を感じる。

2012年4月6日金曜日

石巻市立河北幼稚園

今日の大朝はみぞれのち晴れ、朝、庭を見て白くなっており、目を疑った。気温9度。三寒四温とは言うが、六寒一温である。さて、先日、島根の奥出雲、友人のエヌイーワークス社長の三澤誠さんからの依頼で、石巻市立河北幼稚園へ弊社開発スピーカー「EGRETTA TS-1000」を送らせていただいた。「子供たちに本物の音を聞かせてやり、強く育ってほしい。」強い思いをお聞きし、ただただ、光栄に思うとともに、素晴らしい友に恵まれた幸せも感じた。その幼稚園からお礼の便りが届いた。丁寧なお礼が綴られていた。その中に「津波の犠牲となってしまった園児や家族の方々のことをことを思うと心が痛むばかりです。この痛みは癒えることなく引きづっています。あの時から私は「お陰様」と「ご縁」という言葉に支えられ、人は優しさで生きているように思えます。私達は心まで被災しておらず、少しづつ、一人一人が一歩一歩前に向かっています。・・・。と一字一句丁寧に、魂の入ったお礼の文章を頂きました。国民としての心痛は当然持っていますが、何も被害にあっていない私が同じ思いになることは到底できません。しかしながら、「当たり前の有難さ」「お陰様」「ご縁」この忘れかけた日本独自の感性、DNAをこの三澤さんを介し、気づかせてもらった以上、私にできることは、この大切なことを家族や社員、関係している方々え伝える事が唯一できる事だと思います。
三澤さんと縁がなかったら。「EGRETTA」が誕生していたから。日々、迷い迷い生きているが、何一つ欠けても今回のような縁は成立しない。このような混迷の世の中ではあるが、自らを信じ、責任を持って進んで行きたいと思う。河北幼稚園の応援団の一人となりたい。

2012年3月30日金曜日

志高く

今日の大朝は晴れ。今年の冬も厳しい寒さが続いたが、暦通り確実に春の訪れを感じる。今日は穏やかな朝だ。日々、慌ただしい動きに流されており、「こんな事をしていてもいいのだろうか」と思いつつ、自然体で生活するように心掛けている。会社は大きな時代対応をしている最中であるが、「生む苦しみ」を真摯に受け止め全力投球中である。その中、確信することはやはり、「人材」。この存在は実に大きく中心である。新たな技術、経験、パワー等などもった人材も投入し、新戦力として加わり、動きも広範囲になり、過去30年とは全く違うフィールドに立っている。人間関係、コミュニケーションの重要性、取り方も実に大切なことである。論語の一説に「人知らずして慍(いきどお)らず、亦君子ならずや」砕いて言うと、誰も自分の実力を理解してくれなくても、不平不満に思わない。それこそ立派な君子ではないか。・・・と言っている。自分のことを誰かに評価してほしいという気持は大人も子供も一緒。努力している時ほど思いは強くなり、その分、評価されなかった落胆は大きい。人間は欲望の塊で、ついついその罠に陥りがちであるが、そこでとどまっていては君子とはいえない。と言うのが孔子の教えである。・・・正にその通りである。
「誰しも一人で生きていけない」と言うことさえ自覚していればそんなことは起きないが、結構、独りよがりで破滅する人間も多いのも事実だ。「お互いの長所を引き出し、皆の力の結晶で成果を出す。」偉業が成し遂げられる一番の秘訣ではないだろうか。貧しくとも、志高く生きて行きたいものである。

2012年3月13日火曜日

ファイアー

先週末に続き、今週も月、火曜日と上京していた。今日は大崎の友人の会社で打ち合わせ後、その社長が懇意にしているお店でランチをした。車で移動し、案内して頂いたお店は品川区五反田のイタリアンレストラン「ファイアーママ」????・・・・?「ファイアー」そうです。プロレスラー大仁田厚さんのお店でした。やさしいお母さんが経営しておられる店だ。大仁田さんも合流して、まさにパワフルランチとなった。丁度、長崎から松尾警察犬訓練所の松尾所長も来ておられ、まさに異業種交流ランチ会に変貌していった。大仁田さんも御存じのとおり、国会議員にもされ、長崎で選挙へも出馬されており、スポーツだけではなく多くの体験をされている。国に対する熱い思いも聞くことができた。実に真っ直ぐで素晴らしい人柄、15分で既に長い友達になった気で話が弾んでいた。おそらく今後長いおつきあいになると思う。驚いたことに私より一つ年下だった。白髪無し、筋肉モリモリ、肌の艶、とても同年代とは思えない風貌で有った。とにかく前向き、今日は「ファイアー」大きな鉄剣パワーを頂いた。

2012年2月25日土曜日

上海展示会

今日の上海は雨。昨日から冷たい雨降りだ。日本領事館主催「元気な日本」展示会in Shanghaiに参加させて頂いている。今回は全国商工会連合会のブースを貸して頂き無指向スピーカー「EGRETTA」を出展させて頂いている。日本全国から沢山の企業・都道県のブースが会場の上海マートぎっしり並んでいる。言葉には聞いていたが、確実に日本では失われている「熱気」を感じる。多くの人々がブースに来て下さり、Good!!「素晴らしい音だ・デザインだ」とほめて頂き、中国での感触も窺える。本日からは休みに入り、多くの中国人の方が訪れると予測される。期待したい。
いざ会場へ出発。
追記:雨の日は全くタクシーがつかまらない。昨晩は会場前で1時間タクシー待ち。



2012年2月20日月曜日

仕方ない事ではあるが・・・・?

今日の大朝は-12度、コメントできません。寒い!!  天皇陛下の手術も名医の手により、大成功。さすが日本。素晴らしい人材がおられ、天皇陛下のご容体の心配もあるが、謙虚ながらきっぱりと大成功と言われる先生の姿は私たち国民に大きな安堵と勇気を与えて頂いたような気がした。
さて、先週は週末東京、会社へ行く前に、坂下門のお見舞い記帳所へ寄って行こうと訪問してみた。皇宮警察の署員が二名おられた。「済みません。何時からですかと尋ねると。」10時からです。と返答が有った。そうですか、私は本日広島へ帰らなくてはいけないので、10時は難しいですね。何とかなりませんかね。と言ったら、「ダメです。」・・・と、仕方なしに帰った。帰り道、融通が利かないと腹が経つと同時に、もし、一人特別なことを許すと収拾がつかなくなる。その気持ちもわかると、繰り返し解けない問答を繰り返し会社へ到着。しかし、こんなことは、日常幾らでも起こることである。人間がロボットや機械の様な一返答だけするのなら、わざわざ税金を使って、人を門番にする必要はないような気がしてならない。こんなことは沢山ありますよね。

2012年2月17日金曜日

日中国交正常化40周年記念イベント「元気な日本」展示会

http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/culture/new120201-1-j.html 今日の大朝は雪、東京は快晴。今月24、25、26日3日間、上海の上海マートにおいて日本領事館主催で「元気な日本」展示会が開催され、EGRETTA TS-1000スピーカーを出展させて頂くことになった。全国商工会連合会の上海代表松井様との出会いから実現した。上海の田子坊に全国商工会連合会のショップが有り、日本全国の商品を紹介販売されている。初めての海外出店で有るので現地の松井さんや境井さんにお頼りするしかないが、弊社営業部の鈴木は中国出身者で今回もパンフレットの翻訳や通訳と活躍の場が有る。日本領事館の丸山領事様にもお忙しい中、田舎者のサポートもお願いしている。ひろしま産業振興機構川田所長も展示会場におられると言うことで安心である。広島銀行上海事務所の方ともお会いする。丁度友人も上海出張中と言うことで来場してくれる。考えてみると本当に人の力(出会い)でどのように方向が変わるか分からない。すべて人から始まる。弊社の事業も突如、濃霧の中に突入し、必死で視界が見えるようにと努力している最中である。今となっては、目先に翻弄されるのではなく、人間としてしっかり生きていくことしかできない。人を大切に、地域を大切に、日本を大切に先人が培ってこられた伝統的モラルにもとずく人間の力を学び実践して行きたい。
出会う人々に感謝しながら未知の社会へ挑戦して行きたい。

2012年2月3日金曜日

広島県企業懇談会(東京)



今日の東京は晴れ。テレビでは大雪の報道ばかり、大朝はどうなっているか気にしながら仕事をしている。さて、昨日は東京地域の広島の企業関係者及び誘致活動を目的とされた広島県企業懇談会が霞が関ビルの東海大学校友会館で開催され参加させて頂いた。県の方から、ご厚意でEGRETTAスピーカーで広島の情報を流したらどうかと提案いただき持参させて頂いた。何せ、500人近い人がおられ、人の谷間に埋もれた形になったが、多くの人に見て頂く事が出来た。
スピーカーも人の多さは苦にせず、のびのび音を奏でてくれていた。

2012年2月1日水曜日

うちに限って・・。

今日の大朝は曇り、何と朝は大きな雷、そして、雪ではなく雨。こんなスタートの一日でした。しかし、寒い。極寒状態です心身共にカチカチです。さて、混沌として日暮しをしても一向に世の中は改善していません。元気の良いH首長がこんな時は「独裁」と言われるぐらいでないと物事は進まない。と言われていますが、私も同感です。明治時代の開国精神を取り戻して新しい日本を創っていかなくてはならないと思います。先日、本を読んでると「タイタニックの進水式で船主が「この船は沈まない。」と言ったところ、船を造った技術者が「沈みます。鉄ですから。」と言ったそうだ。自分自身、振り返ってみると、口では厳しい事を言っても腹の中は「何とかなるだろう」「うちに限って」と思っている事が多い。皆さんも、日本は絶対に潰れないと思っていると思います。しかし?
今ピンチと思っていれば必ずチャンスは有ります。パイオニア精神でH首長のように攻めの気持ちが一番大切ではないかと思う。・・実践します。

2012年1月31日火曜日

鯉城倶楽部

今日の大朝は晴れ。昨日、20年以上続いている異業種交流会「鯉城倶楽部」の例会を弊社本社ショールームにおいて開催して頂いた。18人が極寒の大朝に来て頂いた。最近、私は出席率が悪く、失礼ばかりではあるが、EGRETTAスピーカーの視聴を兼ねての例会を企画頂いた。約2時間、物づくりの専門家ばかりで、さすが専門知識の宝箱、貴重な意見を沢山いただいた。
しかし、メンバーの皆さんのパワーはもの凄いものが有る。会議終了後は2階で懇親の会が有り、外の雪景色とは真反対の熱く和やかなひと時を送ることができた。何故この会は盛り上がるのだろう不思議である。本当に真の仲間の温かいエールを頂き感謝感謝。本当に有難うございました。

2012年1月28日土曜日

何でだろう。有縁

今日の東京は晴れ。まだ、いたるところに残雪が残っている。身の回りに実に不思議なできごとが起きる。昨日、東京オフィスの近所のいつき美術画廊に立ち寄った。ウィンド越にオオサンショウ魚の絵が見えたので、興味がわき入った。しばし、社長とお話しし帰ろうとした時、一人の青年が入ってこられた。社長がこの方はこの作品を書いた方ですよと展示の絵を指してご紹介いただいた。日本画で感じのいい絵を描かれていた。日本画を先行されたのですか。と尋ねると、「はい、武蔵美で」そうですか。先生、失礼ですが御幾つですか。と尋ねると、「38歳です」○○さん御存じありませんか。と尋ねると同級生の友人です。実は私の近所の友人で、結婚式にも行きました。それではそこでもお会いしていたのですね。と言われた。立川でしたよね。即、話が盛り上がった。いきなりピンポイントでの出会いでした。何てことが起きるのか。画廊の社長は、驚きのあまり、鳥肌が出たような様相で驚いておられた。名刺を交換すると、友人がお世話になっていた会社ですね。と言われた。こんなこともあるのですね。正に必然の出会いですねと、興奮の余韻を残し画廊を後にした。帰社し、広島の近所の画家に電話したところ。何てことだと、これまた仰天。
不思議な事が起きます。一年に数度しか来なかった東京。良く利用していたホテルが愛宕山の近くにあり、愛宕神社にはよく通っていた。これもまた縁で会社の東京のオフィスがその近くへ決まった。自然体に縁でこうなっていると考えておくことにしたい。しかし、不思議だ。

2012年1月27日金曜日

見えないもの

今日の東京は晴れ。まだいたるところに残雪が有る。皇居前もこの状態だ。何もない様に世の中は日々過ぎて行くが、企業の中身は大きな変化が起きている。打ち合わせで訪問する会社も各社課題を掲げている。特に東日本大震災の影響は見えないところで大きな変化の起爆剤になっている。原発問題に起因する東京電力の電力量値上げは計り知れない影響が出てくるだろう。
節電だけでも、メーカーの工場閉鎖を招いている。コストコストで「自然・人」の軽視から、安心・安全
幸せ、人間主体へ今変わる時だと思う。今日もスタート。久々のランニングで股関節が痛い、油切れかも。

2012年1月20日金曜日

京都企業に学ぶ

昨日は京都の企業の会合に参加した。21紀倶楽部の例会に参加した。約50名の企業が集まり、意見交換が行われ、ワタミウェデングの渡部会長の「京都企業のDNA」と題し講演もあった。
集まった企業の方々も設立200年、300年といった企業が多く、交わす言葉も深いものを感じた。
西陣の糸を紡いでいたとか、金箔をはっていたとかでスタートし、常に時代対応し、現在は最先端の部品を作ったりされている。一千年の都京都には、集積する幅広い技術・文化・学術・人材などが世界レベルで有るような気がする。一番感じたのは、京都に誇りを持ち、郷土をこよなく愛していると言う共通点が有ると思う。ワタベウェデングの渡部会長が今の時代「改善ではなく創造力」この言葉は心に残った。郷土に深く根を張り、守りよりも攻め、攻めよりも独創性、恐れないで行動する勇気がとても重要であると認識した。また、東京には権力と資本が集中するため、現状保守的で変化を好まない傾向が強い。このようにもおっしゃっていた。正にそのような気がしてならない。人間の深みを感じざるを得なかった。これが本当のエクスプローラー(探求者)だ。

「あたり前田のクラッカー」おやじ駄洒落を言った途端、お店の人がクラッカーを出してくださった。
まだ現役でした。しかし、既に知らない人の方が多いようです。

2012年1月13日金曜日

貧しいけれども卑しくない。

今日の大朝は曇り。今日も寒い日である。広島市内は空・陸とも警察官、新聞記者をいたるところで見かける。脱走者の捜査も広範囲に及んでいる。被害が起きないことを願うことしかできない。
「貧しいけれど卑しくない。」昔の日本人は外国人から非常に感銘を受けていた。この頃は、豊だけれども、卑しくなっていた。こんなに恵まれているのに、もっともっとと際限なく、どこまで行くのですかと言うことだ。大震災を含む大自然の警告を受け、助け合う心、人を立てる心、まさに日本人の
DNAが蘇ってきたということに期待する人も多いと思う。コミュニケーション、日本語として表現され始めたが実に当たり前で、難しいことである。社内でも人事や重要なことは、直接、膝を交え話そう。時間がない場合は電話で。何度となく、繰り返し言うが、メールでやり取りしたりしている。
野田改造内閣も本日からスタート。また言いたい放題、やりたい放題で同じことの繰り返しになると思う。言いたい事を言うのは勝手であるが、「言葉は残る。」と言うことを自覚し、もう少し、自らの地位から来るものだと思うが謙虚な気持ちになれないものだろうか。
社内も一緒である。通常の会話や日常生活での言いたい放題やり放題。結局は信頼関係をなくして、誰も相手にしなくなる。高等教育や高い技術は表面に出ることは無くお蔵入り。
余りにも残念である。自己評価ではなく他人が評価して浮かばれる。自分の手柄を相手に与えるような気使い。一人で出来ることはないことを自覚し、協力して得意分野を出し合う。それと謙虚さ。
国も会社も国が良くなるため、会社が良くなるためと強い愛国・愛社精神を持つことが必要だと思う。

2012年1月12日木曜日

時は流れる。

今朝の大朝は晴れ。気温-5度、パウダースノー状態である。心配された積雪も昨晩は降っていなかった。早いもので12日、何が有っても着実に時は刻んで行く。3.11の大震災ももう少しで1年になる。テレビでは度々、錚々と活躍されていた有名人が他界された報道が流れる。今朝も二谷英明さんの告別式を放映していた。しかし、年齢をみれば80歳を超えておられる。ふと、我に返り自らの年を確認するとうなずける。つい先日まで熱い熱いと言っていたが、今は極寒に対応している。「天地終始無く、人生生死有り」頼山陽の言葉であるが正にその通りだと思う。人生二度無し、今日も気合を入れて頑張らなくては。
Ps.広島刑務所からの脱走者。寒さの天罰は下ったが、地域住民への被害が無き事を祈るばかりである。刑務体制のまた何かが露呈してくるだろう。

2012年1月11日水曜日

大切にしたいもの


今日の大朝は曇り、写真は昨日の朝であるが、連日、白夜のような光景である。年末の雪が寝雪になりずっとこんな状態である。道路だけが雪が無く、後はすっぽり雪の中だ。さて、今年も沢山新年のご挨拶を頂いた。懐かしい人からの挨拶は心を和めてくれる。NHKの広島放送局時代知り合ったディレクターからの年賀には「絶望のあるところに希望を、闇に光を、悲しみのあるところに喜びを、もたらすものとしてください。尉められるよりは、尉めることを、理解されるよりは、理解することを、愛されるよりは、愛することを、私が求めますように」と聖フランチェスコの平和の祈りよりと
書かれていた。彼とは既に20年経過しており、スケッチで子供の姿が描いてあるのが子供さんかな?と想像する。今日会っても二度と会わない人もいれば、会うことはなくても、常に確認しながら続く関係もある。正に縁と言うものであろう。彼が年賀状につづっている「聖フランチェスコ平和の祈り」の抜粋。素直な気持ちで、一人でも多くの方が実践すると素晴らしい社会になるだろう。
まず自ら実践だ。

2012年1月9日月曜日

今年もよろしくお願いいたします。「宝もの」

今日の大朝は曇り。2012年もスタート、気がつくと既に9日。今日は成人の日。地元、北広島町は昨日成人式が行われた。教育委員と言うことで、今年初めて出席させて頂いた。今年の該当者は193名、昨日出席者は148名参加されていた。平成3年、4年生まれの新成人。厳粛なうちに式は進行して行ったが、テレビで見るような光景など全くなく、今の大人と比べるわけではないが、実に頼もしい力を感じた。基調講演が有り「ふるさとの宝」と題して、芸北高原の自然館の白川さんが講演された。北広島の貴重な自然、大切な宝であると力説されていた。新成人はどう解釈するかであるが、故郷に愛着の無い人は一人も居ないと思いたい。今世界は大きく変化している。私ごときが世界と言うと、真実味が薄れるが今の日本一つとってもまず、色々と勃発する大自然災害、「大自然の警告」をしっかり受け止めなくてはいけないと思う。物質中心の社会から、精神性(こころ)の高い社会へ転換していかなければならないと思う。そう思わないと、犠牲者も浮かばれない。日本人のDNA、自然と生命を分かち合う一体感を取り戻す必要がある。悲しいかな、日本の歴史教育の関係か、知識は一流で全世界を国際人として渡っても、余りにも国家意識が希薄なことは実に気になって仕方ない。言葉は悪いが「根なし草」では誰も信用などしてくれない。日本はあれだけ高額な支援金を拠出しても、国際社会で軽く扱われるのはそう言う点が関係しているのでは無いだろうか。我社も今年設立30年目に入る。世の中の様変わりで、第二創業期ほどの時代対応を余儀なくされているが、社員には設立以来言ったことの無い、「どれだけ会社を好きになれるか会社と共存できるか「愛社精神」が強くないと今後生き残れない。」と力説している。昨日の基調講演の演題「ふるさとの宝」。私は一言で、そこで力強く生きて(生活して)いる「人」、人が宝であると答えたい。企業は人なり、会社も「人」が宝である。