2012年10月27日土曜日

第12回広島県高校生スペシャリストの祭典

今日の大朝は雨、午前中はいい天気であったが、先程から雨が降り出した。「スペシャリストの祭典」素晴らしてタイトルだが、広島県内の公立高校で産業教育を学ぶ生徒が一堂に会してする行事。工業、農業、商業と様々な分野を志す生徒さんの発表の場でもある。今年で12回とのことである。初めての試みとして、基調講演を企画され、今回、不肖ながら、私が講演することになった。通常なら地元にはマツダをはじめそうそうたる会社があるのでその方が良いと思うのだが、何故か私の方へ依頼があった。今、弊社は時代対応するために、もがき苦しんでいる。しかし、挑戦もし続けている。「夢をカタチに」と題して、次世代を担う大きな力を蓄えている生徒さんたちであるがゆえに、恥を忍んで講演をさせていただいた。とかく、「若い者は・・。」よく聞く言葉だが、生徒さん達が手作りで企画運営し、聴講されている態度も、こちらが恐縮するぐらい食いついて聞いてくださった。実に立派で素晴らしい。そのような行動を見たらとてもモチベーションも上がり、気持ちよくお話ができた。どうなることかと、心配していたが、一時間の時間、思いを語らせていただき、肩の荷が下りたような気がする。「考え方」これによって人生が大きく変化する。コミュニケーションの必要性、人間力と常々、問題意識していることを交えて話させていただいた。この度、広島県教育委員会を介してお話しかけいただき、貴重な体験をさせていただき誠に感謝しております。自らの言ったことに恥じない実践をしていきたいと思います。多謝。

2012年10月23日火曜日

自然と人間

今日の大朝は荒れ模様。昨晩は突風と雨、朝からは風こそ止んだが、とても寒い一日であった。
旧暦で言うと今年は昨年より、20日程度遅いらしく、暖かいのもそのせいとの事である。しかし、今日は一転だ。東日本大震災、大自然の警告ともいえるほど、自然の驚異が人間に襲いかかった。しかし、日本だけの歴史を振り返っても幾多の大自然の災害がおこり、多くの尊い命、財産を失っている。私は、今学ばなくてはならない先人は二宮尊徳(金次郎)だと思う。江戸時代後期、一代で、六百もの村々を復興させた功績は、報徳仕法と言う天地自然からの学びによるものであった。早くして、両親を失い、養子先では、夜勉強していると働くのに学問はいらない、行燈の油がもったいないと養父から言われ、金次郎は「それなら、自分で油を作ろう」と友達からもらった種を川の土手に植えて収穫した。私も記憶にあるが、子供の頃に田んぼの畔に豆を植えていた。これも、金次郎の教えだという。その金次郎は自然に学び、自然と共生していた。こんな言葉も残している。「自然は偉大であっても、荒地しか作くれない。田畑は人間と自然がともに力を尽くし、協同することでしか実らない。」金次郎の名言は数数えきれないくらいあるが、この言葉は、自然と人間だけのことではなく、人間と人間の関係論へもヒントになる言葉だと思う。今は不景気だとつい口にするが、現実は決してそうではなく、「これが普通」これが現実であることにも気が付く。いずれにしても、生きているんだ。と言う我を捨て、「生かされている」と言う感謝の気持ちで、日々全力で生かさせていただくことが賢明だと思う。今日も有難うございました。

2012年10月20日土曜日

考え方しだい。

今日の東京は晴れ、今週は17日から京都から東京と長い出張となった。東京では二ヶ所で展示会にEGRETTAを出店させて頂いており、明日まで続いている。秋葉原のUDXでは明日まで、ホームシアター展に出店させていただいている。お時間のある方は是非ご来店下さい。さて、先日京都のグローバル企業を訪問した時に 、経営哲学の説明を頂き、全く同感で、私も会社設立以来、そこまで整理整頓はされていないが、念頭において小さな実践をしてきたことがある。それは「考え方」、考え方しだいで全く反対のことになると言うことである。知識、技術は会社にとってとても大切なものである。高い程優れていると言う事は誰もが理解する。人によれば100点も居れば50点も居る。と言う事は0から100までしかないと言う事である。「考え方」は知識、技術とは全く別なもので、数字で同じように表現すれば、-100から+100まである。この事からすれば、考え方の統一がなければ、結果が出ないということがわかるはずである。この事は、会社のみならず全てに当てはまる事である。先日も会社での会話でとてもさみしい話を聞いた「○○君は便利屋で使われている。」○○君は弊社でも優秀な人間である、万能選手の一人である。その発言をした人間が、嫉妬で言っているのか、○○君が自分で言っているのかは定かでも無いし、正す必要も無いが、私にはとても残念な話であった。私自身がもし、○○君だったらどんどん使ってもらいたい。と考えるだろう。しかし、大手企業病にかかっているものや考え方が違う人は、いくら知識や技術があっても「自分の仕事では無い、部署が違う」と断るか、中にはいくら割りまし賃金をくれますか。などという人間もいる事だろう。
弊社も小さな会社だと思っていたが、東京、大坂、広島、本社、江津、石見と広範囲になっているし、大手企業からの採用した社員や営業、技術、製造、開発、総務と仕事も全く違っている。「考え方の統一」私の一番重要な仕事の一つだと痛感する。その事によって、顧客満足、社員の物心同一の幸せにつながると思えば力も入る。今日も気を引き締めてスタートしたい。

2012年10月18日木曜日

人の縁こそ宝

昨日から京都にいます。北広島町商工会工業部会の研修で京都府総合見本市会館で開催されているビジネスフェア2012の見学、京セラ本社、航空機部品の寺内製作所見学と実に内容の濃い研修になった。総勢19名で研修に望んだ。毎年続けている研修であるが、今年は、この不景気の中、京都企業は「何処かが違う」それを学ぼうと言うのが大きな目的である。参加した会員企業の方々も大きく得るものがあったように思う。各社共通しているのは、人を大切にしている、教育熱心、考え方の統一、全て同じ内容のようであるが京都企業は取り組む形こそ違うが、共通している。京セラの稲盛名誉会長の経営哲学が浸透している事も関係しているのかもしれない。しかし、百年以上の会社が多くあると言う事は京都そのもののDNAもあると思う。継続は力なりとはよく言ったもので、会社の年数がその会社の力であるといっても過言ではない。研修後の懇親会は東山の「左阿彌」一見客では入れない高級京料理で京舞と伏見の美酒で昼間の緊張をほぐさせて頂いた。今回のこの研修のコーディネート頂いたのは地元、異業種交流会「21世紀クラブ」会長の石田勝士さんだ。私も21世紀クラブの会員と言うこともあるのだが、石田さんとは10年以上のご縁をいただいている。縁の深さと不思議さを改めて痛感する。この研修も石田さん無くしては実現できなかった。この事を考えても「人の縁こそ宝」だと思う。

2012年10月16日火曜日

再開します。

(井上果穂11日目です。)
今日の大朝は晴れ。皆さんお久しぶりです。長らく、ブログをお休みさせていただいておりましたが、再開いたします。特別な心境の変化ではありません。ブログを休んでいる間はFaceBookで情報発信していました。しかし、やはり、オオアサ電子としての発信をすることが私の仕事のような気がしまして再開することになりました。桜の写真のブログが今年の最後となっていますが、暑い夏も過ぎ、晩秋となりました。できる限りの挑戦をし続けています。まだまだ、結果となり得ていませんが、沢山の汗と涙と苦しみの賜物がこの世に誕生しようとしております。「わくわく、ドキドキ」ふざけた言い方のように思われますが、この言葉をキーワードに成功するまで頑張りたいと思います。
不夜城であった会社がこの二年間は、明かりを消したままで、社員の皆さんには心配と生活面での苦労を掛け続けていますが、この二年間は、「モノづくり」ではなく「人づくり」ができたと思っています。これからの新しい製品に魂を込めて打ち込んでくれるものと確信いたします。
十月は広島営業所も開設しました。また、今年四月に発表しましたEGRETTA TA1000アンプ、2012年度のグッドデザイン賞を頂きました。昨年に続き有難いことです。東京、広島へ最強の営業スタッフも加わりました。また、有能なエンジニアにも弊社へ加わっていただくことになりました。また、長女さおりが出産し、元気な女の子が生まれました。果穂(かほ)と言います。毎朝、出勤時には長男の子の亮太郎、樹莉、長女の子の果穂の顔を見ての出勤です。孫のパワーを頂いて、パワーアップしています。また、色々な発信をしていきますので今後ともよろしくお願いいたします。