2012年12月31日月曜日

感謝の言葉。

今日の大朝は雪。今年も今日で終わりだ。この一年は我社のまさに正念場であった。2009年から、大きく変化する中、会社の時代対応を続けてきており、益々低迷する経済、震災、超円高・・。と刻々と取り巻く環境は悪くなるばかりであった。日々、心の柱が折れそうなことばかりで、よくぞここまで来たと思う。それはやはり、「人のふれあい」と言うとても重要な大きな力を頂いているからこそあるものだと痛感している。言葉では「人間誰しも、一人だけでは生きて行けない。」と偉そうには口にするが、自らがその実践をしているから、その言葉にも熱が入る。社員を信じ、自らを信じ、臥薪嘗胆の日々3年5ヶ月、長かった。まだまだ楽観視はできないが、素晴らしい社員の底力、弊社の応援団、理解者、数限りない「人(人間)」の力の結集で、大きな数々の宝(ビジネス)が芽生えてきた。いよいよスタートだ。新年は会社設立31年目に入る。30年は一世代として、感謝をこめて箪笥にしまっておき、一年生の気持ちで、新しい時代へ羽ばたいていきたい。「不易流行のバランス経営」を念頭に置き挑戦し続けたい。社員の皆さん、長い間大変苦労を掛けました。まだまだ試練はありますが、必ずや実になると確信します。また、来年から新たな仲間になる方々もよろしくお願いします。また、いつもいつも、応援して下さる皆様、本当にありがとうございます。これからも挑戦し続けます。ご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。2009年友人の三澤社長から頂いた掛け軸、京都・相国寺、金閣寺、銀閣寺の住職、有馬頼底氏の書かれた「夢」の掛け軸をかけ続けていましたが、いよいよ実行、3年ぶりにこの写真の絵に変えました。心のスイッチ・オン。本当に今年一年、数えきれない多くの方々のお力添えを頂き誠に有難うございました。メーカーとしてはヨチヨチ歩きの会社ですが、「人間が主役」のグローバルな田舎っぺ企業として、行動力、正義感、忍耐力、謙虚さ、強調する心を大切にして歩んでいきたいと思います。また来年もよろしくお願いいたします。
台湾、インドネシアの皆さん、いつもいつも気にしてくれてありがとう。心強く感謝しています。
「不易流行」とは。
不易とは、変わらないということ。流行とは、時とともに移り変わっていくもの、また、変えていかなければならないものの事である。

2012年12月29日土曜日

確かな眼

今日の大朝は晴れ。昨日は雪のち雨。この時期では珍しいことであるが、昨今の「想定外」の連発があるだけに気にならない。今年も残すところ後3日となった。先日26日、広島県民文化センターにおいて、第62回社会を明るくする運動、作文・標語コンテストの入賞式及び朗読会が開催された。
今年度も県内小中学校から20000点応募いただき、その中から選ばれた生徒が各賞に輝いた。
入選作の朗読があったが、大人が顔をおそいたいような、実に自他一如、社会を明るくしていくには、お互いが思いあう、気配りから信頼が生まれてくる。正に日本人のDNAを自らの言葉で、堂々と発表している姿を見て「日本も大丈夫」と心の中で、大きな拍手と、心の曇りが晴れていくような感覚を味わった。ふと、記憶にあった詩人の金子みすずさんの詩が朧に浮かんだ。「朝焼け小焼けだ/大漁だ、大羽鰯の/大漁だ。浜は祭りのようだけど、海の中では/何万の、鰯の弔い/するだろう。」と浜の喜びと海の悲しみ、「目に見えるものと、目に見えないもの」生きるここと、死ぬることは一つだということがよくわかります。そのことを理解しているとしないでは大きな違いである。
思いあう心、気配り。目に見えないものの大切さ。自らを考えるひと時であった。