2012年11月13日火曜日

共通しているもの

今日の台中は晴れ。気温25度。今日は特別暑い日とのことである。今週の土日は天気が悪く寒くなるとのこと。部屋の中にいると、大朝にいるのと違いが無い。今朝、台北に移動、取引会社の方も高雄へ行くということで同じ飛行機だった。「いやいや、日本はどうなることか。」修学旅行のご一行も一緒。どこの学校かと聞くと、「東城高校です。」そうか、自分は「西城から来たよ。」知り合いが言ったが、高校生の反応はなかった。・・・(同じ地域で隣りあわせなのに、こんなものだろうな。)台北についてまず寂しい思いをした。その後、知り合いと別れ、仕事へ。まず、新北市の空調メーカーへ行った。この案件も、日本の通信メーカーの依頼の仕事だが、冷却装置が必要で数か月前から、国内の優良メーカーへ、つてを使ってリサーチ。「部署が違う、担当者がいない、そんなことはできない。」全く意味不明のやり取りで半年、一年すぐ立ってしまう。今回もそのようなたらい回しになっている案件だ。20年来の信頼のおける商社の案内で、小汚い、空調メーカーへ案内された。なんと、本日は開店休業。・・(我社も同じような事)社長と従弟が時間差で登場してくる。一時間、商談して「やりましょう。できます。」その結論になった。台湾国内へ20000台/年、生産しているとのこと。オフシーズンだったのか、工場は動いている形跡はなかった。しかし、社長の対応、前向きな姿勢。豊富な専門知識。中小企業ならではのものだ。これは、私にとってとても新鮮で、信頼を得るものがあった。結局、半年以上、訳の分からない、かみ合わない国内の優良企業との話とは別で、結論はどうあれ、短時間で話がまとまった。それは何かと言うと、人間です。「人、人、ひと。」我社も今、とても厳しい局面に立たされているが、ものではなく、人間が生きていなくては、まさに本末転倒である。その事を改めて感じさせていただいた。今日もベストを尽くした。明日も頑張らなくては。(台湾はいたるところに、日本に関係する文字がある。)

2012年11月10日土曜日

深い人生観

今日の大朝は晴れ、晩秋であるが暖かな日である。学校の学習発表会があちこちで開催されている。本日は地元の新庄小学校も「期待を超える発表会、一人一人の力を出し切ろう。」と言うテーマで開催されている。案内は頂いたが、本日は福山で仕事があり出席できない。実に残念である。と言うのも、6年生がふるさと新庄に伝わる稲作にまつわる伝統文化をモチーフとした劇「ふるさと新庄・花田植えと生きる」を発表します。この劇は縁あって宝塚歌劇団の元演出家、現在は大阪音楽大学の先生である太田哲則氏に脚本から舞台設定や衣装、音楽、演技指導等全般にわたってご指導いただいた劇である。この劇のお蔭で、弊社のスピーカの音を聞いていただく機会ができ、太田先生がEGRETTAの音にとても気に入って頂いた。誠に光栄なことである。先程、ご挨拶に行かせていただき、お話をさせていただいた。「子供(人間)無限の発想力がある」「考えさせる事の必要性」当たり前の言葉に聞こえるが、先生の言葉がとても新鮮に聞こえた。今の世の中一番欠けているところかもしれない。太田先生と話をしながら、私の脳裏に中国の孔子が弟子に向かって「私はもう何も語るまいと思う。」と言った一説が思い浮かんだ。弟子たちは困惑したが孔子はそのことはお見通しで「自分が何を語らなくても、自然は変わることなく四季は廻ってくる。天は何を言おうとしているのか考えてみなさい。」と投げかけたのである。二宮尊徳も同じようなことを言っている「音もなく香もなく常に天地は、かかざる経をくりかえしつつ」と、大自然は無言のまま私たちに多くの教えを授けてくれています。とかく現代の暗記教育で今の基準の優秀で頭でっかちの人間に大きなアドバイスを頂いているような気がする。「考える・発想する」目に見えないものの大切さを痛感した。目に見えるものだけを追い続けている現実、自分自身も何か大きな大切なものを忘れているような気がした。新庄小学校の6年生は太田先生から大きな大きなものを会得したに違いない。

2012年11月2日金曜日

角度を変えてみる。

今日の大朝は晴れ。晩秋を感じさせる肌寒い日である。お陰様で、大きな動きと、沢山の人との出会いを重ね、多くの気づきを与えてもらっている。充実した日々を送っているのだろう。他人行儀な言い方であるが、「人間は自分が何も知らないことを知らない。」とソクラテスが言っているが、最近いたる場面で、一人では何もできることはないし、本当に狭い視野で生きてきたのだと痛感することがしばしばある。その一つに、大陸を中心に日本を見たら写真のようになります。「実に大陸からすれば邪魔な存在ですよね。」真意はわかりませんが、今沸々と起きている国際問題の意味が理解できるのではないでしょうか。私の今までの北海道が上にあるものが地図だと思い込んでいた。
「日本が邪魔」になるなど思いもしなかったが、角度を変えて、地図を見ると「日本は邪魔だ。」私の第一印象であった。見方、思いは、人それぞれであるが、何事も「角度を変えてみる。」必要性はあると思う。どう思われますか。

2012年11月1日木曜日

感動。

今日の大朝は小雨から晴れ。しかし、肌寒い。いよいよこの季節になりました。10/28日曜日、総合型クラブ「大朝人くらぶ」の行事でハイキングがあり、今年は地元田原地区の熊城山へ登山した。
1000m級の山のため、可部山岳会の方、5名がガイドとして参加いただき心強いスタートとなった。
孫の亮太郎も参加させていただいた。大人でも険しいことは知っていたが、ダウンすると途中から引き返す覚悟で連れて行った。しかし、何とこの険しい坂道を制覇した。途中、リュックなどは私が持ったこともあるが自力で制覇したのである。私は汗だくだく。亮太郎はケロリ、サラサラ。何ていうことだ。4歳の子供と侮っていたが、十分な体力は既に備わっていることに驚いた。さすが、頂上は気温が下がり、残念なことに小雨状態であったが、自分のリュックからお母さんに作ってもらった弁当を出して、ペロリ。亮太郎にとっては初体験の思い出に残った一日になったはずである。
四歳でこの体力が既に備わっていた事の驚きは勿論であるが、何と言っても「頑張るね。頑張れ。凄い。」参加者のお姉さんや皆さんから言葉をかけていただくことが、亮太郎を後押ししてもらったのだと思う。下山したときに一番元気だったのも亮太郎であった。体力の衰えに情けさを感じながら、亮太郎の頑張りに感動。とても素晴らしい一日になった。
可部山岳会の皆さん、参加者の皆さん本当にありがとうございました。「また行こうね。」何度も繰り返す孫の声がまだ脳裏に残っている。