2013年8月26日月曜日

島根西部豪雨について

今日の大朝は晴れ。週末の集中豪雨以降、温度の変化があり、酷暑の日々から通常の温度に帰ったような気がする。さて、現在も前線が南下しており、各地で集中豪雨の被害が広がっているようだが、週末にかけて、島根西部豪雨で、各地に甚大な被害が起きている。テレビで放映しているように、弊社、江津工場がある江津市もその一つで各地で生々しい、被害が勃発している。特に工場の立地している敬川地区の被害が大きいように思った。24日土曜日、早朝から、テレビで緊急速報が流れ始めた。確認すると、江津市が大変のようである。実はその前日午後八時過ぎまで、江津工場の互助会主催の行事に参加していた。その後、広島へ移動中も頻繁に雷音と雷光がおき、無気味であったことは事実である。その数時間後の出来事だ。早朝から、江津工場の責任者数人に電話確認すると、かなりの被害を受けているようであった。幸いにも、江津工場は大量の雨水侵入はあったものの最小の被害に済んだことは不幸中の幸いとして、江津工場へのアクセス道が全て崩壊で途絶えてしまった。その対応をはじめ、社内の危機管理体制の不備を痛感した。このことはすべてトップの責任である。本社内ではそのことの伝達と、異常時の管理徹底を促し、その日の予定を変更し、早急に現地確認のため、唯一のアクセス手段の三次市→松江道→出雲→江津この経路で江津工場へ向かった。四時間かかり、何とか到着。大半の社員とも話ができ、被害の状況や社員の状況の確認を終えることができた。その間、江津市役所の担当者及び総務課から適時、電話や「ごうつ防災メール」を頂き、とても心強く、弊社担当者も助かっていたようである。
写真は弊社工場の傍の工場ですがこのような状態です。
「災害は当事者だけしかわからない。」こんな記事を見たことがありますが、何事も有事の時は「トップ自ら現認確認し、適切な判断を下す。」この必要性を今回も痛切に体感した。夜遅く、帰社して
普通の生活に戻ったが、誰もが「対岸の火事」にしか見えなくなってしまう。「思いやり・気配り・助け合い・お互い様」再度考えなくてはならないと感じた。
各方面の方々から、心配のご連絡を頂きましたことに深く感謝しますと共に被害は殆どありませんでしたのでご安心ください。家の被害が大きかった社員を除き、工場稼働も通常にしておりますのでご安心ください。
最後になりましたが、社員をはじめ、この豪雨災害で被害にあわれました方々に心からお見舞い申し上げます。

2013年8月1日木曜日

今からだ

第95回全国高校野球選手権広島大会、決勝で延長15回引き分け再試合、再試合の8回にドラマが起きた。瀬戸内高校が適時打で1点が入り、それが決勝点となった。我が新庄高校は惜しくも、念願の甲子園の切符を手にすることはできなかった。しかし、23イニング、エラーもなく、実に歴史に残る緊迫した好試合であった。「立派でした。」30日、疲れも見せず選手たちが学校へ帰ってきました。悔しさは心に秘め、「全力を出し尽くした。」と言う満足感すら伺える笑みを浮かべながらバスから降りてくる選手の姿がとても印象的であった。報告会で多くの出迎えの前で、校長、監督、主将と応援者支援者への感謝の気持ちを強調された。迫田監督が「選手ではありません。私の何かが足りなかった。」と言われた言葉は名将の深い思いのこもった言葉であった。
もちろん優勝を目指して成し遂げられなかったことは、自らの目的達成にはならなかったかもしれないが、異口同音皆さんが言われる好試合をした選手たちは、大きな大きな経験と言う宝を得たように思う。この経験を礎に2年生、1年生が必ず結果を残してくれるものと思う。大きな経験をした新庄高校の野球部の皆さんにこの言葉を送ります。「今からだ」そして、有難う。

2013年1月26日土曜日

無可無不可「かもなくふかもなし」

今日の大朝は雪、昨夕から雪が降り出し積雪10cm、それにしても今年は雪の量は少ない。しかし、寒さは厳しい。平成25年度、2013年スタートして早1ヶ月が経つ、確実に時を刻み時の進む速さに驚いてしまう。まさに「積小為大」を痛感する。我社も世の中の大きな変化に対応するために大きく変化を続けてきたが、今年はいよいよスタートの年となった。年末の総選挙において自民党政権に代わり、二度と失敗は繰り返さないと次々と国の再生策を打たれている。一に景気、二に景気と国民の期待も大である。特に印象に残っているのは安倍首相の就任挨拶や端々に我が党には「有能な人材がいる」と連呼されていた。余りにも前政権の幼稚さに呆れた国民には実に説得力があり、また、得心したい言葉として聞こえた。そう聞こえたのは私だけではないのではないでしょうか。他力本願の意味ではなく、年末年始の動きを見させていただき、暗中模索の視界が「視界良好」になりました。年始のあいさつで、迷うことなく事業運営に全力を尽くす。と全社員に誓いました。数多くの新年の互礼会でも異口同音、同じことを皆さん言われている。それと、本当に不思議なことであるが、昨年までは会の締めの挨拶は殆ど「一丁(本)締め」だったが、今年はどの会も全て「三本締め」、国民の意識は揃っていると感じる。必ずいい年にしていきたい。禅宗の言葉に「無可無不可」(かもなくふかもなく)と言う言葉がある。通常、その意味は「特に良くも悪くもない」時に使われているが、もともとは「あれは良い、これはダメだと自分の判断で決めつけず、何事にもまっさらな中道の状態で向き合うこと」を指している。「無可無不可」大切な言葉としてとらえ、その実践を積み重ねていきたい。今年もよろしくお願いいたします。